ベリンガムの成熟度の高さに感銘受ける、トニ・クロース

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　リーグ戦２試合で３得点、１アシスト。先日のアルメリア戦ではその活躍が特に顕著だった、この夏に移籍金１億３００万ユーロで加入したジュード・ベリンガム。確かにそれだけの金額を投じたとの見方ができたとしても、現在の活躍はこれ以上のものは見込めないほどのインパクトであることもまた事実だ。同僚のトニ・クロースもそこで感銘を受けている人物の１人であり、自身のポッドキャストにて「準備段階からそれはみられていたんだ。」と、マンチェスター・ユナイテッドとのテストマッチでの見事なロブでのゴールを振り返りながら、「本当に彼はこの短期間のうちに驚くほどうまく溶け込んでいるよ」と言葉を続けた。

　「彼はすでにフィジカル的にみて信じられないほどに成熟しているし、それだけでなくプレー面においても非常に進展がみられるんだ。あの年代でよくみられるような一か八かの勝負はしない。むしろその行動は常に明確で、自分自身の強みを最大限に発揮しようとしている。戦術的にみても、そして技術的にみても、ミスがあまり見られない選手なんだ。僕たちのプレーをより豊かにしてくれる存在だよ」特にこの夏にカリム・ベンゼマが退団し、懸念される得点力で示されている部分が現時点では挙げることができるだろう。

　今シーズンのレアル・マドリードではヴィニシウスとロドリゴによる２トップを採用、ベリンガムはその背後のトップ下の位置で、ドルトムント時代よりも攻撃的な役割を、ここまでは見事な形で果たしてみせている。その推進力、決定力こそ今のレアル・マドリードにとっては貴重な資質であり、これは背後に隠れたセンターフォワードとも形容すべきか？「いずれにしても、僕たちは彼のオフェンスメンでの存在感、そして彼のゴールを必要としてくるだろうね」とクロースは語った。

レアル、エムバペのこの夏の獲得は無し

　その一方でレアル・マドリードはこの夏、これ以上の選手獲得を行う予定はないという。これはカルロ・アンチェロッティ監督が木曜日のビーゴでの試合前記者会見で語ったものであり、 「もう終わった。市場が閉まる前にサインすることは除外する。チームは閉鎖された」と断言。つまりこれはキリアン・エムバペのこの夏の獲得についても否定したことになる。