2023/09/28
2023/08/26
スペインのキス騒動:FIFA、ルビアレス連盟会長を暫定的に資格停止処分に

©︎IMAGO/Pacific Press Agency
どうやらスペインサッカー連盟は孤立無縁の状態にあるようだ。世界統括団体FIFAもまた一連のキス騒動において、あくまでジェニファー・エルモソ選手側の立場に立っており、このたびルイス・ルビアレス連盟会長に対して国内外レベルにおける、あらゆるサッカー関連の活動から追放することを明らかにした。なおこの処分はひとまず90日間までという、木曜日にFIFAが開始した懲戒手続き終了までの暫定的なものとなっている。
現在FIFA規律委員会では「不快な行為とフェアプレー原則の違反」と題された規約項目について調査中であり、「FIFAは、すべての個人の誠実さを尊重するという断固たる決意を再確認するとともに、したがってこれに反するいかなる行為も強く非難する」と強調。個人的にも第三者を通じても、代表選手ジェニファー・エルモソやその周囲に接触してはならないことも併せて命じた。なお同じことがRFEF協会とその役員および従業員にも当てはまるとのこと。
ルビアレス会長は先週日曜に行われたワールドカップ決勝にて優勝を果たした後、授賞式にてエルモソ選手の口にキスをしており、その翌日にはその誤りを認めたが、金曜日の臨時総会では40分間に及ぶスピーチの中で5度に渡り留任する意向を示し、むしろ「誤ったフェミニズム」の被害者であるとも発言。一方でスペイン国内ではスペイン政府も含め猛烈な反発を受けており、女子選手81人が現行体制での代表参加を拒否。さらにボルハ・イグレシアスもこれに同調した。