2023/08/29

バルサの”ワンダーボーイ”、ラミン・ヤマルをシャビ監督賞賛「一時代を作れる逸材」

©︎IMAGO/NurPhoto

 2-0、2-3、4-3。FCバルセロナの観点から見れば、日曜日の夜のビジャレアル戦で記録してしまったこれらのスコア状況は、出場停止のためスタンドにいたシャビ監督も「クレイジーな」試合展開という言葉で形容されるものであり、それを演じる要因として選手たちによる守備面での不十分さも挙げられるが、逆に勝利につながった1人の若手選手の存在もあってこそ。16歳の”ワンダーボーイ”ラミン・ヤマルは、ラフィーニャの出場停止の恩恵を受ける形で2試合続けて先発出場、そこでまずは正確なクロスでガビの先制点、さらにはレヴァンドフスキへの決勝点をもお膳立てし、自身のシュートもポストを叩くなど様々な面で説得力のあるパフォーマンスを披露している。

 スペインのマルカ紙によればシャビ監督は、まだラ・リーガ4試合の「ヤマルがまだ16歳なんて誰も信じられないだろう。彼がこのチーム、バルサを牽引してくれた!」と賞賛。15歳で公式戦デビューし、16歳でクラブのレジェンドでもあるシャビ監督から「主力選手の1人」にまで挙げられるその評価は、決して勢い任せの言葉ではなく「大きな期待」の表れであり、「彼の決断はほぼ全て正しいものだよ。すでに卓越した選手の1人なんだ」と指揮官は熱弁。これほどの若さでバルサを”牽引”するといえば、やはりクラブのレジェンドであるリオネル・メッシを彷彿とさせるもので、当然ながらそれを目の当たりにしたシャビ監督もまたヤマルも長くバルサで活躍することを願っているところ。「彼は時代を作ることができる選手だ」と語った。

バルセロナ、フェルミン・ロペスと契約を2027年まで延長

 またラミン・ヤマル(16歳)ほどではないであろうが、フェルミン・ロペス(20歳)にもまたFCバルセロナに将来があるようだ。前シーズンは3部のリナレス・デポルティーボにレンタルし(37試合で12ゴール)、日曜日に行われたビジャレアル戦でリーガデビューを果たし、MFと火曜日にカタルーニャは2027年まで契約更新を発表している。

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