スペインのキス騒動：スポーツ裁判所、ルビアレス会長の停職処分を却下

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　スペイン女子代表がワールドカップ優勝を果たした後、ルイス・ルビアレス連盟会長がおもむろに、エルモソ選手の唇にキスをした件について、スペイン政府としては資格停止処分としたかったものの、スペインのスポーツ裁判所はこれに同意せず、あくまで重大な不正行為も対してのみを理由にスポーツ関係者に対して訴訟を起こすことを決定したと、国営放送RTVEをはじめスペインメディアが金曜夕方にこぞって伝えた。ちなみにその「重大」さが認められた場合、ルビアレス氏は２年間の免停を受ける可能性があった。

　スポーツ大臣のイセタ氏は今回の判決を遺憾に思うと共に、当局が今後裁判所に対して、訴訟的続き期間中の資格停止処分を要請するとコメント。「女性の権利を尊重しないことを、私たちは決して許さない」としたが、一方のルビアレス氏は、「三権分立を守るべき人間の一部」が圧力をかけていると批判。「政治やメディアからのリンチ」を再び訴えている。ちなみにFIFAからはすでに先週土曜に懲戒手続きの開始が宣言。ひとまず９０日間の資格停止処分を課した。