2023/09/11
スペインのキス騒動:ルビアレス連盟会長が辞意表明も「真実が勝利するよう全力」

©︎IMAGO/ZUMA Wire
日曜夜にSNSを通じてルイス・ルビアレス氏は、スペインサッカー連盟のペドロ・ロシャ暫定会長に「午後9時半にスペインサッカー連盟の会長から辞職する願いを出した」ことを明らかにした。さらにほぼ同時刻にイギリスのジャーナリスト、ピアーズ・モーガンとのインタビューが掲載されており、その中で「もはや職務を遂行できない」ため辞意を固めた事を明らかにしている。特に先日にはスペインサッカー連盟は優勝したばかりのホルヘ・ビルダ監督を解任。ルビアレス会長へのプレッシャーは高まるばかりとなっていた。
また2019年から勤めてきたUEFA副会長職からも退くとのことで、「FIFAによる迅速な懲戒手続きが行われ、また私に対する様々な手続きも進められていることもあり、もはや元も居場所に戻れないことは明らかなことです」とコメント。「あくまで固辞、固執し続けることは連盟にとっても、スペインサッカー界にとっても、なんらメリットを生むことはないでしょう。復帰を阻む抵抗勢力があるので」とし、スペインサッカー界を貶める「不適切なPR」と「自身や家族が受けている理不尽な迫害」について訴え、「絶対に真実が勝利するよう全力を尽くす」と主張した。
なお今回の声明にも謝罪は含まれていないように、当初からルビアレス氏は会長職から辞さない考えを示しスペインサッカー連盟の支持も取り付けていたものの、それとは裏腹に女子サッカー選手81人がストライキという形で、同会長からおもむろにキスされたジェニファー・エルモソ選手を擁護。一方でサッカー連盟はエルモソ選手が嘘をついているとして法的手段に訴える脅迫も行ったが、FIFAは逆に迅速にルビアレス会長の懲戒手続きを開始。スペインのリーグ戦でもルビアレス会長への批判は多く見受けられている。
🚨 𝗢𝗙𝗜𝗖𝗜𝗔𝗟 | La RFEF confirma la dimisión de Luis Rubiales.
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— RFEF (@rfef) September 10, 2023