スペインのキス騒動：スペイン女子代表は引き続きストライキへ

©︎picture alliance / AA

　ルイス・ルビアレス氏を巡るスペインのキス騒動は、その辞任発表後になってもなお色濃く影響を残し続けており、メディアの報道によると先月FIFAワールドカップ優勝を果たした同国女子代表チーム２３名とその他のトッププレーヤーは、今回のスキャンダルを受けてスペインサッカー協会内での更なる人事異動がない限り、スペイン代表として出場しない意向を固めているという。つまりは今月開催のネイションズリーグ２試合（スウェーデン戦とスイス戦）に影響を及ぼすものであり、４１人の選手たちはモンセ・トメ新監督が就任する数時間前に電話で協会に決定を伝えたとのこと。

　優勝後のメダル授与式にて、ジェニファー・エルモソ選手の頭を両手でつかみ、おもむろに唇にキスをしたルビアレス前連盟会長は最終的には辞任に追い込まれ、さらにホルヘ・ビルダ代表監督もW杯優勝直後の解任という異例の人事にスペインサッカー連盟は動いたが、どうやらそれだけでは不十分と判断。とりわけアンドリュー・キャンプス事務局長と、エルモソ選手が合意していたかのような発表を行った連盟の広報職員の解任を要求しているようだ。