最高の復帰戦飾った、セルヒオ・ラモス「この喜びは墓場まで持っていく」

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　侮辱、罵声、ときに飲料容器も投げ込まれたこともあった。セルヒオ・ラモスが２００５年にセビージャＦＣを退団して以来、ラモン・サンチェス・ピジュアンでプレーをするたび、生まれ故郷にほど近いこの地で憎悪に塗れながら常にスタジアムを後にしてきた。しかしそれが日曜日に行われたスタジアムでは、復帰以来初となるホーム戦でむしろファンたちからは愛情を持って迎え入れられており、試合後ラモスは「とても感動したよ。信じられない気持ちだ。不安もあったけど、復帰戦での歓迎は墓場にまで持ち込むつもりだよ。今なら幸せな気持ちで死ぬことさえできそうだね」と”Movistar”に対して、6595日ぶりに味わった喜びを語った。

３７歳となった元スペイン代表ディフェンダーがウォーミングアップを行い、そして復帰戦を先発で飾るべくロッカールームから出てきたときにも、１３日前に復帰が発表されて以来この瞬間を待ち焦がれていたファンたちからは歓声があがり、そしてラモスもまたソリー・カバのフィニッシュに身を投じて防ぎにいくなど奮闘をみせ期待に応え、そして同じくこの夏に加入したドディ・ルケバキオのゴールによってセビージャＦＣは、今季初となる勝ち点３を確保し最下位から安全圏内の１７位へと浮上。ラモスは「言葉では言い表せない特別なもので、この勝利以上に素晴らしいものはない。良い流れのきっかけになれば」と語り、「この勝利は常にチームを支えてくれるファンに捧げたい」と述べている。