2023/11/28
2023/09/26
レアル、マドリードダービーで今季初黒星。アンチェロッティ監督が「守備の脆弱さ」を強調

©︎IMAGO/NurPhoto
開幕から5連勝を続けてきたレアル・マドリードだが、その連勝もマドリードダービーによって終止符が打たれた。試合後アンチェロッティ監督は、ここまでのシーズンで見せていた立ち上がりのまずさについて「今回は目に見えてうまくできていなかったね」とコメント。とりわけ今回は「自陣のペナルティーエリア内」で露呈されており、試合の半ばが経過する頃にはすでに3失点を許してしまった。
指揮官は敢えてホセルを起用せずに、「中盤に厚みを出して、より試合をコントロールしようとした」アプローチについては否定的にみておらず、この試合で感じられた決定力の欠如というよりも「これまでに見られていなかった、守備の脆弱さ」について強調。「決してこのシステムによるものではない」とも付け加えており、「十分にコンパクトに構えることができていなかった」ことへの苛立ちを募らせている。
逆にそういったコンパクトなディフェンスを象徴とするアトレティコによって、レアルはオフェンスで苦労する結果になっており、「なにしろ相手は世界最高のディフェンスチームの1つなんだよ。そこでスペースをみつけるのは至難の業だ」と指摘。一方で古巣相手に貴重な勝利を手にしたアルバロ・モラタは、CLでの土壇場での失点劇やバレンシア戦での敗戦後ということで「カンフル剤になる」と期待しており、夏には移籍の可能性さえあったストライカーは「今はチームで重要度が増している。ぜひここでタイトルを獲得して引退したい」と意気込みをみせた。