2023/10/02
レアル首位浮上も愚行で水をさしたナチョ。CB3人離脱の事態へ

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2023年4月25日、バレンティン・”タティ”・カステジャーノスによって4失点という、21世紀に入ってから唯一の屈辱を味わった、ジローナFC戦。「もうあの時はリーグ優勝の行方は決まっていたから」と振り返ったカルロ・アンチェロッティ監督は、「もう1度それが起こることはない」と強調。もはやそのカステジャーノスはレンタル元のラツィオに帰還したが、それでもここまでリーグ戦6勝1分0敗という、見事な開幕ダッシュをみせるチームに、「ジローナはうまく巻き込んでくるんだ。開幕ダッシュでは我々、バルサ、アトレティコよりも上回る勝ち点を記録している」と警戒心を示していたものの、「だが勝機は大いにあるさ。バランスと良いディフェンスができればね」と語っていたように、最終的にレアルは3−0と無失点での快勝を演じ、首位奪還を果たしている。
ただそんな完璧な1日となるはずだったが、ナチョの退場劇が大いに水をさすこととなった。ナチョによる悪質なタックルを右足の脛の内側に受けた、ポルトゥが腰に問題を抱えたようでさらに足首の靱帯への影響も不安視されているという。まだ今後の精密検査の結果次第ということになるが、ポルトゥはインスタグラムにて、「非常に素晴らしいシーズンがこれからも待っている」と前向きにコメント。一方でアンチェロッティ監督は「冷静にプレーし、退場は避けるべきだった」と反省を促している。とりわけレアルではミリタオが負傷離脱、アラバも継続的な負書に苦しんでおり、今はリュディガーとナチョしかCBはいないが、そのナチョも出場停止で不在という事態に。特にラフプレー後に怒ったジローナ陣営を一触即発になるなど、愚行をみせたナチョにいったい何試合の処分が科されるか、まだ予想できない。