2023/10/08

アンチェロッティ監督、ベリンガムのプロ意識を賞賛。CB問題には自虐で笑い

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 土曜午後、またしてもレアル・マドリードのサポーターたちは、ジュード・ベリンガムによって演じられた、歴史的瞬間に立ち会うこととなった。この日に2得点をマークした20歳の若武者は、これで2009年12月にクリスチアーノ・ロナウドが樹立した最速ペースでのゴール数を上回る、第7節時点で8得点目を記録してみせたのである。「彼はレアルでプレーし、そして一時代を築くために生まれた男だ。これからもそれが続くことを願っている。彼と一緒にプレーするのは楽しいんだよ」と、ヴィニシウス・ジュニオールは惜しみない賛辞をおくった。

  さらにダニエル・カルバハルも「彼は僕たちにタイトルをもたらす、そういう存在となるかもしれないね」とコメント。一方でカルロ・アンチェロッティ監督は、CR7と若きイングランド代表との比較を避けつつ、「このような選手を獲得できたことは幸運なことだよ。監督として非常に幸せだね。彼がベストかどうかなんてどうでもいいことだよ。」と述べ、「彼がまだ20歳であることが忘れがちなのだが、本当に成熟しており学習能力もとにかく高い」とその謙虚かつ実直な姿勢、そして「プロフェッショナルさ」を特に評価している。

 その一方でこの試合では1つ不安も浮き彫りにする形となっており、アントニオ・リュディガーがこの試合で4枚目の警告を受けたため、出場停止処分まであと1枚となってしまった。特にレアル・マドリードではセンターバックの離脱が相次ぎ選手層が薄く、このペースでの警告というのは指揮官にとっても頭の痛い問題だろう。それでも「私は彼にあと1枚だぞ、なんて言うつもりはないよ」とベテラン指揮官。「それにうちにはセンターバックは、いるにはいるんだよ」と自虐的に言葉を続けた。「ただ起用できないだけでね」

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