スペインの若き２人の共演！ヤマルが記録樹立も、魅せたのはサラゴサ

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　ここ数ヶ月、バルセロナの話題の中心といえば、ラミン・ヤマルだ。物おじしないティーンエイジャーのパフォーマンスは見るものを魅了し、そして記録という点においてもわずか１６歳と８７日でラ・リーガ史上最年少ゴール記録を樹立。グラナダ戦での前半終了間際に至近距離からボールを押し込み達成となった（前記録は１６歳と９８日のファブリス・オリンガ）ものの、それでも決して満足感をみせようとはしない。「勝った方がよかったさ」結局この日はサラゴサの独壇場で２−２の痛み分けに終わった。

　サラゴサは「僕はドリブルをするためにサッカー選手をしている、ボールを追いかけるためではない」いまやスペインを代表するドリブラーと試合後にコメント。特に圧巻だったのは、開始１７分でみせた電光石火の先制ゴールであり、ゴール前で大きな切り返しとフェイトをたて続きに繰り出し、ジュール・クンデを翻弄。さらにＧＫテル＝シュテーゲンまでも大勢を崩させたところで、ゴールネットに突き刺してみせたのである。この離れ業は間違いなく、このシーズン決めた５得点の中でもベストゴールとして挙げられるだろう。

　それ以外にも度々バルサゴールに果敢に襲いかかった小柄な（１６４cm）２２歳には、アラウージョも「頼むから、もう走らないでくれ」とお願いしたほど。

　グラナダで育成され、そしてグラナダでわずか１年前にラ・リーガデビューを果たしたばかりの、サラゴサ。その飛ぶ鳥を落とす勢いはスペイン代表からの召集という形で報われただけでなく、「インスタを開いたら、一気に５０００人もフォロワーが増えていたんだよ！クレイジーだね」とコメント。さらにこの試合ではもう１得点を加点し、バルサ相手にドッペルパックを決めたサラゴサだが、２０２７年まで契約を残すグラナダへの愛着をいくら強調しても、そこにはどうしても大きな疑問符がつくのは致し方のないことだろう。