バルサの至宝マルク・ギウ、３３秒のドラマでインスタフォロワー１０倍！

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　確かにマルク・ギウはスペイン１部ラ・リーガ史上、１７歳と２９１日で初得点を記録した、８番目の選手に”過ぎない”。しかしながらその選手としての特異性はすでに、プレーからわずか３３秒で初得点を挙げたという、まさにロベルト・レヴァンドフスキと比較されるその得点感覚に尽きるだろう。７歳にバルサの門を叩き、すべての世代別チームでの段階を経て、Ａユースではすでに５得点。セカンドチームでの僅かな出場機会を経て、週末のアスレティック・ビルバオ戦での０−０という緊迫した場面から、シャビ監督よりジョアン・フェリックスの代わりとして投入されたのだ。しかし決して浮き足立つこともなく、直後に訪れた決定機では冷静にゴール。これが決勝点となり、バルセロナに勝ち点３をもたらしている。

　「僕たち若手選手は皆、十分な準備をし続けており、そして頂点に立つんだという大きな野心を持っているんだ。」と胸を張ったギウは、得点の場面については「直感だった」と振り返り、「この瞬間を僕は何度も、何度もイメージしてきたんだ。毎晩、いろんな場面を想像してきたよ。だからいまはとてもハッピーなんだ。皆が祝福してくれて今夜は眠れないかもしれないけどね」と笑顔でコメント。特に今夏に行われたヴィッセル神戸とのイニエスタ退団試合でチャンスを与えてくれたシャビ監督からは「全力を尽くしてプレッシャーをかけていけば、きっとチャンスを掴める」と声をかけられていたそうで、それをまさに有言実行した格好となる。

　シャビ監督は「彼は我々の下で育ってきた選手であり、そして我々に変化をもたらしてくれた。私個人としては非常に嬉しいね」と目を細めており、特にシャビ監督就任からバルセロナは財政事情も相まって方針を転換、Ｕ１７欧州選手権ではギウとともに４得点したもう１人のホープ、アミン・ヤマルもひとあし早くトップチームでの足掛かりを見出そうとしている。「彼らには才能がある。だから我々としてはそんな彼らに対して、自信を与えていかなくてはならないんだ。実際に私が17歳、１８歳のころにこのクラブからしてもらったように」ただ当時の事情との違いを挙げるとするならば、選手のインスタグラムのフォロワーが一夜にして、４万７０００人から５３万人にまで増えたことだろう。