不振のバルサ、シャビ監督は「出直し」求める

©️imago images

　土曜日に行われたレアル・ソシエダ戦を目にしていた者であれば、おそらくその後のチャンピオンズリーグでのＦＣバルセロナの戦いぶりに、特に驚きを覚える必要はなかっただろう。サン・セバスチャンでのアウェイ戦は驚くほどに脆弱で、実際には０−３で敗戦を喫する可能性さえあったほど。そして火曜夜にはハンブルクにて開催されたシャフタール・ドネツク戦でも、「「魂もゴール内シュートもなく」「攻撃、守備、プレスに闘争心がない」（『ムンド・デポルティーボ』）パフォーマンスを露呈。2021年11月8日に就任以来「この2年間で最悪の試合をした」と肩を落としたシャビ監督。

　改めてチームが現在「低いレベル」でプレーしていることを認め、「ダイナミズム」と「評価の価値」が欠け「出直し」の必要性を強調。後半からはチームが「改善した」とはいえ、「しかし、試合には流れがなかった」とも。世界にその名を轟かせたカタルーニャのコンビサッカーは現在すっかり鳴りを潜め、ファンに向け「我々は人々を取り戻さなければならない」と述べている。「今日は決して快適な気分になどなれない。チームは自信を失ってはいけないし、それが私の仕事だよ」それは日曜日のデポルティボ・アラベスとのホーム戦で取り戻していきたい。逆に昇格組に敗れた時のインパクトも計り知れないものがあるが・・・。