2023/11/14

アンチェロッティ監督「ベリンガムは直ぐ戻って肩を治療」

©️imago images (2)

 既に来夏のユーロ出場権を確保している、イングランド代表ガレス・サウスゲート監督が、今後のテストのためにエズリ・コンサ(26:アストンヴィラ)に加えて、コール・パーマー(21歳:チェルシー)、リコ・ルイス(18歳:マンチェスターC)といった2人のユース代表の若手を引き上げたことは何も驚きではないだろう。逆に負傷により辞退したジェームズ・マディソン(トッテナム)や、カラム・ウィルソン(ニューカッスル)とルイス・ダンク(ブライトン)も不在に。そしてレアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、ジュード・ベリンガムも直ぐにマドリードに戻ってくると見ている。「週末にうちでプレーしなかったのだから代表でプレーはできないということ」と指揮官。1週間前に負った「肩を強化するために取り組む必要があり、それは今後数週間かけて行われる」と語った。

ベリンガム不在も「今季最高の出来」

 ただそのベリンガムが欠場したバレンシア戦では、開始わずか3分にカルバハルのロングシュートで幕開けを告げると、それからヴィニシウスとロドリゴがそれぞれドッペルパックを達成。「2人とも最高レベルにあったね」とアンチェロッティ監督も称賛の言葉をおくっており、「今季最高の試合」に満足感を示した。だが「今日の試合はバレンシアが本領を発揮できなかったという部分もあるね」と付け加えたように、今回はミスなどむしろバレンシアが自滅した感もあったことも認めている。

パーマー「15年過ごした」マンCに一撃

 一方のパーマーは週末「15年間過ごし最大限にリスペクトしている」マンチェスター・シティと対戦。試合終了間際のロスタイムで得たPKを落ち着いて沈め、4−4という大味な試合で勝ち点確保に貢献した。「なじみの顔」に自身の成長をみせたことに胸を張る若きイングランド代表は、本来マフレズの移籍でチャンスがマンCで与えられる見通しを示されたものの意思を変えずブルーズへ。最近では公式戦8試合で常に先発に名を連ねており、14試合で6得点4アシストとその決断を後押しするものとなっている。代表初招集はそれに花を添えるものだろう。

 ちなみに後味が悪かったのはチェルシーの指揮官で、最後のチャンスを潰されたと思い、怒りに任せて審判団を罵倒。警告を受けてその後は相手監督にも目を向けずにロッカールームへ。審判団へと改めて謝罪を述べたポチェッティーノ監督は、さらに「その瞬間はグアルディオラ監督を見ていなかった」とこちらにも陳謝している。「問題はない。これについてこれ以上の発言は控えたい。感情的な事で時折起こってしまうものだから、ただ今回はシティのようなチームを相手に勝機を見出せる術があることを示せた。希望する順位には遠いがこういうパフォーマンスを見せれば将来が楽しみだよ」

La Liga La Ligaの最新ニュース