2022/09/21

ライプツィヒやブンデスリーガにも恩恵もたらす、エベール氏の現場復帰

©️imago images/Revierfoto

 マックス・エベール氏のRBライプツィヒへの就任が正式に発表された。ボルシア・メンヒェングラードバッハにて長きに渡りその卓越したリーダーシップを発揮し、そして非常に評価の高かった人材が、再びブンデスリーガの舞台へと戻ってきたのである。だがそれにも関わらず、グラードバッハファンたちからの反応はむしろ、厳しい批判であびせるなど感謝の気持ちを示すどころか、1月に体調不良で涙ながらに退団を発表した時を挙げ、すでにライプツィヒへの移籍のシナリオの一部という、あまりに荒唐無稽な策略論にまで発展をみせたことは、ただ残念でならないことだ。

 一方で話をRBライプツィヒの方へと向けよう。マルクス・クレーシェ氏がアイントラハト・フランクフルトへと去って以降、取締役会のなかでオリヴァー・ミンツラフ代表は、クリストファー・エンクンクとの契約延長は、ダヴィド・ラウムやティモ・ヴェルナーといったドイツ代表クラスの獲得を実現するなど、この穴埋め役としてのタスクを果たしてきてはいる。だがやはり競技面における高い専門知識の不足という点は、とりわけ監督の選択に目を向けるとジェシー・マーシュ監督、ドメニコ・テデスコ監督、そして今回のマルコ・ローゼ監督と目まぐるしい交代劇も目に付く。

 そこでエベール氏は競技部門の取締役として、この穴埋めを期待されているところであり、実際にそれだけの資質も、そして経験も兼ね備えた人物であることは確かだ。もしも同氏が就任する12月15日まで低迷することなく、なおかつチャンピオンズリーグ出場権の獲得などへとつながるようなシーズンを過ごすことができれば、おそらく理想的な体制を整えることもできるだろう。特にグラードバッハ時代に共に戦ったローゼ監督との再共闘は、意思決定のプロセスの短縮化、計画の素早い実現という点でプラスに働くはずだ。

 しかしながら先ほどからしつこいほど『タラレバ』がつきまとうように、決してそれは約束された未来ではない。ミンツラフ代表とエベール氏という2ヘッド体制が現実世界で思惑通りの結果を出せるのか。またこれだけ野心的なクラブにおいて、もとめられるだけの耐久性をエベール氏が持ち合わせた人物であるかについても、これからのライプツィヒの戦いぶりは見ものである。

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