2022/09/27

バイエルン移籍頓挫を振り返る、コンラッド・ライマー

©️GEPA Pictures

 この夏コンラッド・ライマーは、5年間過ごし通算167試合に出場してきたRBライプツィヒを、すでに後にすることを十分に想像できる立場にあった。数週間に渡り行われていたバイエルン・ミュンヘンとは移籍交渉が行われ「夏に移籍する準備ができていた」と『ServusTV』の番組「Sport und Talk aus dem Hangar-7」にて語ったオーストリア代表は、「でもライプツィヒからのゴーサインが、なかなかでなかったんだ」とコメント。

 「一方では自分のことを重要なプレーヤーであると認識してもらっている喜びもあるけどね。でも一方ではいろいろと考えなくてはいけなくて難しい部分もあった」と明かしたように、バイエルンからの関心は名誉なことではあったが、ただすでに頓挫した移籍について「もう気持ちの整理はすでについている。これからもまた継続していくということだよ」と言葉を続けている。「世界最高のクラブが毎年連絡をくれるわけでもないのだし、もはやどうにかなるものでもない。今はここのことに集中したいと思うよ。考えすぎると大事なことを見失ってしまうから」

 実際にライプツィヒでその落胆の様子を垣間見せるようなことはなかった。開幕当初は足首の問題に悩まされたものの、リーグ戦4試合やチャンピオンズリーグ初戦のシャフタール・ドネツク戦にて先発。それから靱帯結合部の損傷により手術を余儀なくされており「少なくとも8〜10週間はかかると思うよ。前半戦での復帰は難しいと思うね。だから1月にまた全力でいけるように完治するための時間をしっかりと設けて、しっかりとリハビリをすることが大切なんだ」と強調。
 
 そのためラルフ・ラングニック氏が就任したオーストリア代表においても、それまでキープレーヤーの1人であったが、引き続きしばらくの離脱を余儀なくされる。「監督からそうやって公の場で褒めてもらえることは、自分の努力が認められたようで嬉しいものだよ。でもそれだけでは何にもならない。サッカーの世界は浮き沈みが激しいので、毎試合で自分を証明し続けなくてはならないんだ。数ヶ月前のことなんて、もはや誰も興味をもたないものだから」

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