2023/04/12
リーズ:わずか51分の出場で手放したオギュスタンに、最大およそ4500万ユーロを支払う可能性

©︎IMAGO/Pius Koller
2020年1月にRBライプツィヒより半年間のレンタルにて、リーズ・ユナイテッドはジャン=ケヴィン・オギュスタンを獲得。その中にはプレミアリーグ昇格により移籍金2100万ユーロでの買い取り義務が発生する仕組みとなっていたものの、しかしながら当初の日程である6月末日までに昇格は未定であったとしてリーズ側は支払いを拒否。それもそのはずでオギュスタンはわずか51分間の出場にとどまるなど、まったくその期待に応えきれていなかったのだ。だがその期日が経過した理由は他ならぬ、コロナ禍によるリーグ戦での延期によるものである、当然ながらこれを不服としたRBライプツィヒ側は欧州スポーツ仲裁裁判所へと訴え、最終的には1800万ユーロで和解となったようだ。
だがリーズ側の支払いはこれだけにとどまらない。実はオギュスタン自身もまたリーズ・ユナイテッドを訴えており、25歳のフランス人選手は最終的に完全移籍で獲得しなかったことで、同選手が本来得ていたであろう5年間分のサラリー全額の支払いをFIFAを通じて訴えたことを英紙アスレティックが報じている。もしもこれが認められることになれば、リーズ側はわずか3試合の短い出場にとどまった選手に関して、総額4500万ユーロほどを支払わなくてはならないということになる。ちなみにライプツィヒとのいざこざの最中2020年10月にFCナントへとフリーで移籍した同選手は、最終的に2022年夏にFCバーゼルへと加入。そこでは12試合に出場して3得点をマークしているところだ。
フォルスベリとライマーが風邪、エンクンクはフル参加
700名ほどのファンが見守る中で行われた火曜日の練習では、長期離脱中のペーター・グラーチやザヴェル・シュラーガーとともに、エミル・フォルスベリとコンラッド・ライマーの姿も見受けられなかった。両MFともに休暇中に感染症を患ってしまったようで、さらにモハメド・シマカンは負荷調整のため、ふくらはぎに負傷をかかえるユスフ・ポウルセンと同様に個別でトレーニング。一方でクリストファー・エンクンクについてはフルメニューをこなしており、週末のアウグスブルク戦では6週間ぶりにチームトップスコアラーでもあるフランス代表の姿をピッチでみることができそうだ。
ライプツィヒ、5月はじめにフライブルクでのミニ合宿を検討
なおドイツ杯準決勝でフライブルクとの対戦が決まったライプツィヒでは、5月6日に行われるその試合のそのわずか数日後にも同じくフライブルクでの試合がが控えていることから、そのままフライブルクに滞在してのミニ合宿を検討しているところ。ちなみにこのカードは昨年決勝のカードでもあり、そのときにはライプツィヒがフライブルクから勝利。クラブ史上初となるタイトル獲得を果たすことに成功した。