2023/06/06

バイエルン加入が確実視される、コンラッド・ライマーが移籍について語る

©︎IMAGO/Jan Huebner

 コンラッド・ライマーはドイツ杯2連覇という置き土産を残し、6年間すごしたRBライプツィヒを退団することになる。その行き先についてはまだ不明ながら、だいぶ以前よりバイエルン・ミュンヘン行きが確実視されており、ライプツィヒ時代から知るナーゲルスマン監督が退任した今もなお、この移籍はすでに決定事項と目されているところだ。

 『ServusTV』に出演したオーストリア代表MFは、「サッカーでは時に状況が一転してしまうものそれは選手としてどこであっても受け入れていかなくてはならないものだし、どこでも自分という存在をアピールしていかなくてはならないもの。そしてそれは僕の内面に刻まれている部分でもある。人間付き合いでも、最初はよくてもその後がうまくいかない場合だってあるものだしね。別の国に行っても、どこの誰であっても、自分としてはベストを尽くして最後にはうまくいくようにしていきたい。それが僕の探究心を刺激していくのさ」とコメント。

 それは事実ライプツィヒでライマー自身が手中におさめてきたものであり、通算190試合に出場し15得点、19アシストをマークする中で、クラブのチャンピオンズリーグ常連へと飛躍させたのみならず、クラブ史上初となるタイトル獲得、さらにはその連覇までをも達成。今は彼自身が次のステップへと踏み出すとき、それは母国オーストリアで同じく代表とブンデスでプレーしたマルティン・ヒンターエッガーの考えでもある。 「彼はプレスモンスターというだけでは語れない、決定力も増してきた非常に優れたサッカー選手だよ」

 一方のライマーは改めて、この6年間のうちに「さらに今回こうして、またタイトルを獲得できた」と喜びをみせながら、「これまでも何度も強調してきたように、いずれにせよこの先の仕事に向けた準備は、僕はもうできていると考えている。」と語った。その行き先については最後まで明かすことはなかったが、それが明らかになる日はそう遠くはないだろう。

  RBライプツィヒはかつてFCアウグスブルクとFCシャルケ04にて監督を務め、ドイツサッカー連盟のコーチングスタッフとしてU20を担当もしていた、マヌエル・バウム氏をユースセンター担当として迎え入れることを発表した。マックス・エベールSDは「ライプツィヒでは人材育成を強く意識している」というシグナルであること、そして「ユースセンターがクラブや社会において非常に重要な役割を担っている」ということを強調。

ユース担当に元ブンデスリーガ監督、マヌエル・バウム氏を招聘

 その肩書きはスポーツディレクター・アカデミーになるとのことで、2019年よりユースセンターを担当していたセバスチャン・ケーゲル氏、そしてクリスチャン・シュトライト氏の二人体制から受け継ぐ。ただライプツィヒ5部時代である2009/10シーズンに加入していた後者については、このままユースセンターに残ってバウム氏のサポートにあたるという。2015年よりオープンしたアカデミーでは巨額の投資を行うも自軍のトップチームに定着した選手はまだないため、育成に関しその知識を高く評価されるバウム氏にその改善への期待がかかる。
 

RBライプツィヒ RBライプツィヒの最新ニュース