2023/08/10

バルディオル移籍、CB補強難航中のライプツィヒに追い討ち。新戦力のビチャブが長期離脱

©︎IMAGO/Box to Box Pictures

 センターバックの補強を模索しているRBライプツィヒだが、ルシャレル・ヘールトロイダを巡るフェイエノールト・ロッテルダムとの交渉を、オランダのメディアが伝えた情報によればすでに打ち切ったという。23歳のディフェンダー自身とは5年契約で合意しており、直近では移籍金として3000万ユーロと成果に応じたボーナスを含む形でオファーを提示していた。しかしながらフェイエノールト側はあくまで3600万ユーロを要求し、譲渡する構えを見せなかったためにライプツィヒはこれ以上の駆け引きを続けなかったという。

 ただし本来はライプツィヒとしては先日にマンチェスター・シティへDF史上最高額の移籍金を残して退団した、ヨシュコ・バルディオルの穴埋めとして同じ左利きの、カステロ・ルケバ獲得を優先的に検討しており、すでに選手とは移籍で合意済み所属するオリンピック・リヨンには移籍金として、フェイエノールトと同額の3000万ユーロを提示しているようだが、さらにライプツィヒはこれにイライクス・モリバも切り札として投入したようだ。しかしそれでもリヨン側が重い腰を上げられない背景には、不正会計によって移籍の制裁処分を受けていることもあるだろう。

 そしてリヨン側はその制裁解除を求めて動いているところであり、そのためライプツィヒにとっては時間との戦いを迫られることになりそうだが、しかしながらそんな中で今度は新加入のCB、エル・シャダイル・ビチャブが膝の靭帯損傷で長期間離脱を余儀なくされることが明らかとなってしまった。18歳の若武者の具体的な復帰時期は不透明であり、ライプツィヒのセンターバック事情はより困難な状況を迎えている。


 

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