2023/08/16
マリオ・ゴメス氏、ビッグクラブのCFにおける特殊な重圧を回顧「それもケインならば…」

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2022年2月からレッドブル社のテクニカルディレクターとして、ライプツィヒやニューヨーク、そしてブラジルなど各拠点の責任者を務めている元ドイツ代表FW、マリオ・ゴメス氏がスペインのマルカ紙とのインタビューに応じ、主力の大量流出に見舞われたRBライプツィヒの状況について、「特にエンクンクは、私からみればこの2年間でブンデス最高の選手で、重要な選手たちを失ったことも事実ではあるが、ただ逆に興味深い選手も加入したからね」とコメント。ただ同時に古巣バイエルンの12連覇阻止の挑戦者とまではみていないことも明かしている。「バイエルンが順調にシーズンを過ごせば難しいよ。ただできるだけ上にいられるよう、バイエルンのように取りこぼしのないようにしていくほかないね」
特にライプツィヒでは昨季ブンデス得点王を失ったとは対照的に、バイエルンは念願のセンターフォワード獲得にも成功した。「基本的に周囲からはバイエルンのFWになると、否が応でも毎試合ゴールを決めることが求められてしまうんだ。」と、自らの2009から2013年までの時代を振り返りつつ、「最初から敗戦覚悟で臨んでくるような相手チームもある一方で、クラブの命運を左右するビッグマッチでのプレッシャーに晒されながらのプレーもあるのにね。常に得点は期待され、1点とると、さらにもう1点という具合になっていくものなんだ」と説明。その点でバイエルンがレヴァンドフスキに続く、スーターアタッカーを獲得したことが重要だったと強調した。「ハリーならそれを達成できる可能性をもった選手だからね」