2023/10/02
ライプツィヒ:エベール電撃解任の裏にバイエルン?両クラブともに否定

©︎IMAGO/Eibner
ライプツィヒとバイエルンによる注目の対決の前日となり、マックス・エベール競技部門取締役が電撃解任されるという知らせが飛び込んだ。このことについてバイエルンのウリ・へーネス名誉会長は、キッカーに対し「このタイミングには驚かされたね」とコメント。特にエベール氏の解任の裏には、バイエルンとのつながりも指摘されているところだが、このことについて「事実としてバイエルンとエベール氏との間には、何1つとして合意などない」と日曜日に明言している。あくまで今回の解任という判断は、ライプツィヒ側の思惑によるもののようだ。
ただそれでもへーネス氏が、かつてバイエルンのユースを全て経験したエベール氏を、非常に高く評価していることは以前から知られていることであり、中長期的なプランではあるがエベール氏を、この夏にサリハミジッチ氏が退任し空位となっている競技部門取締役に迎え入れたいと考えているところ。ただそういった思惑と、今回のエベール氏のライプツィヒでの退団は、へーネス氏によれば特に関係のないことだという。そもそも2026年まで契約を残すライプツィヒ側と合意する必要がある話だ。
ライプツィヒも、バイエルンからのエベール氏への接触を否定
このことについて、ライプツィヒのミンツラフ相談役会会長は「まず我々はマンC、そしてボーフム戦が優先課題となる。それからエベール氏が我々のところに来て、話すことになるよ」と即時決断の可能性について否定。「もし接触があれば我々は話し合う用意があるが、ただ現時点ではそれもない」と、バイエルンから特にアプローチがまだない事も明らかにしている。なお今回の解任撃については「大喧嘩があったわけではない」とTV番組の出演時に明かしており、「昨日は電話で楽しく話をしている。彼と私の間に何かがあるわけじゃない。この決断は彼自身も納得いくものだったのさ」と述べた。「今は我々は良い出だしをみせており、これを続けていきたいね」
クリューガー氏も退任、3人体制からシュレーダー氏1人へ
また後任としてはシュレーダーSDの昇格を明かしつつ、エベール氏との繋がりの深さへの懸念については、「それ以前から我々もルーヴェンとは良好な関係にあったのだから。知らない仲ではなかったよ」と否定。「彼がいてくれてよかったし、マックスが彼を呼ぼうといってくれてよかった。2人の強力な人材ということで、当時では異例の人事だったんだ」と説明した。ちなみにもう1人、チーム作りに深く関与したコーディネーター、フェリックス・クリューガー氏については退任となる。