2019/10/25

レヴァークーゼンのボシュ監督、敗戦にも「プレーはとても良かった」


 復帰を果たした今季のチャンピオンズリーグでは、グループリーグ3試合目でも敗戦を喫し、グループD唯一の未勝利で非常に厳しい状況へと立たされてしまった、バイヤー・レヴァークーゼン。しかしペーター・ボシュ監督はそれでも、試合後「非常にアグレッシブに、とてもコンパクトにプレーしていたね」とポジティブな部分を指摘した。「とても良いプレーだった。試合を通じて危険なところをみせていたし、多くボール奪取をみせ、思っていた戦いができていた。今日、我々がみせたものは、勝ち点なしという結果以上のものがあったと思っている」
  しかしそれでも、アトレチコに1−0と敗戦。ロスタイムでこの試合ベストチャンスを掴んでいた、ケヴィン・フォランドは「もっとボックス内に人が入らないと」と述べており、一方でボシュ監督は「ラストパスが、なかなか前線までに届かなかったね。だから得点までには至らなかったのだよ」と分析。ボシュ監督も「アトレチコ戦での前線をみればラストパスが非常に悪かった。」と述べ、その理由は疲労か?自信?との問いには「自信は全く問題ではない」と強調している。

 一方でユリアン・バウムガルトリンガーは「後半ではより良くなっていた、プレーもボール奪取からの展開も。でも何度かの場面で数的有利を作れそうなところで、パスがよくなかったところがあった。早く、もっとうまくポゼッションすることができなかったよ」とコメント。
 ただし「こういったこともプロセスを経ていかないと」と述べ、「多くの良い兆しは見られたと思う。」と収穫を口にした。「これほどのレベルで、バランスを保ちつつリスクをおかすのは難しいしいものだよ」

 ただ2試合連続無得点、そして4試合連続未勝利という状況に、ボシュ監督は「このことに取り組まなくてはならないし、やっていく」と宣言。「ただ私の経験では、1シーズンを通じて2・3試合、なかなか点が取れない時期はくるし、また良くなっていくものでもある」と説明している。
 そして残り3試合に向け「まだ勝ち点9が残されているのだ。私はファイターだよ。本当にダメになったときに、その時になったらはじめて諦めるよ」とコメント、フォランドはEL出場となる3位を視野に入れ「僕たちにとっては、これから1つ上の順位を狙っていく。そういった戦いになる」と語った。

 またマネージャーを務めるルディ・フェラー氏も、「良い試合をみせたが、結果として報われなかった」と述べ、「本来はドローでもOKだったんだ。それで我々はまだ争いに加われた。」 と悔しさを滲ませている。「今は、ユベントスとアトレチコが勝ち点7で並んでおり、我々はまだ全く得られていない。そこで現実的になっていかないとね」
 そして、フェラー氏は改めて「これで3位になることを考えていかないと。それでも十分に難しい。そのためにはロシアで勝利しないと。ただそのためのクオリティはあると思う。アトレチコ相手でも見て取れたはずだ」と付け加えた。
 「アトレチコを相手にしては、多くの得点チャンスなど得られないものだ。それでも我々はもっとうまくやれたと思う。良いチャンスはあったし、ただそれをラストパスがおざなりになったことで、壊してしまったけどね。それが今のところ不足しているところだ。ただ言い訳はする必要はない。点を取れなかった。フランクフルトでも今日でもね。今日は本当に痛かったよ」

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