2020/02/27
フォランドの大きな穴埋めに、アラリオへ期待するフェラー氏
これからヨーロッパリーグ16強第2戦、FCポルトとのアウェイ戦へと臨むバイヤー・レヴァークーゼンだが、マネージャーを務めるルディ・フェラーSDは改めて、先日伝えられたケヴィン・フォランドの長期離脱、そしてその代役を担うルーカス・アラリオへの信頼を強調した。
初戦では2−1と先勝に成功したレヴァークーゼン。だがフェラー氏は「これほど良いチームを相手にして、守りを固めるだけというのは余り意味をなさないだろう」とコメント。特にポルトへアウェイゴールを許している現状では、先制点を許した時点でレヴァークーゼンは敗退の危機へと晒されることになる。
ただそんな中でフォランドの離脱は「当然に残念なものだ。特に彼は複数でプレーが可能だしね。トップの位置に関しては、アラリオがとてもうまくやってくれるだろうが、そこでフォランドはセカンドトップとしてプレーが可能だったし、トップ下でもそうだ。守備面でも非常に精力的に取り組み、チームにとって非常に価値のある選手だよ。良いアシストマンでもある」と語った。
「それでもこういったことは、他のクラブにも起こるものだし、あれこれ言っても仕方がない。負傷離脱という点ではここまでむしろツキがあったくらいだ。フォランドのことは残念だがね。彼は良い状態にあったし。特にこれからの過密スケジュールにおいて、彼の不在は痛いだろう。ただ我々としては、アラリオの力も含めて、この穴埋めを行っていかなくてはいけない」
確かにアラリオは「CFとして力をみせている」とはいえ、「タイプが全く異なる」フォランドの穴埋めを単純に埋めることは難しいだろう。ただアラリオにとっては、特に後半戦からはドイツ杯、そして前回のポルト戦を除き、リーグ戦ではジョーカーとしての起用が続いていることからも好機到来の意味合いもある。
1月終わりには、同選手の代理人は出場機会を余り得られていない状況から、この夏には移籍することがベストの判断かもしれないとの見方を示している。フェラー氏は、アラリオに対して「これまでよりも、今は多くの出場機会を得られる」という「大きな挑戦」に向けて、「きっと彼なら、うまくやってくれるだろう」と期待感を示した。