2020/08/30

フォランド移籍でモナコと合意、シック獲得へ?


 ケヴィン・フォランドがバイヤー・レヴァークーゼンより、仏1部ASモナコへと移籍間近にまで迫っている。既にクラブ間では土曜日に合意に達しており、仏紙レ・キップが報じた通り、コロナ危機の影響から2000万ユーロを大きく下回る移籍金となる模様。どうやら1500万ユーロすら満たないものとなりそうだ。
 
 2016年にTSGホッフェンハイムから、当時のクラブ史上最高金額だった移籍金2000万ユーロを投じて獲得した28才は、昨季レヴァークーゼンで最も得点に絡むなど攻撃陣を牽引。ただ本来モナコ首脳陣は若く、次回売却の際に利益を得られる選手獲得を方針として挙げていたようだが、コヴァチ監督たっての希望で獲得に至った模様。
 逆にこれによりレヴァークーゼンでは、セリエAのASローマより、パトリック・シックの獲得に向けて道が開かれたことになる。身長187cm、24才のチェコ代表FWについては、昨季後半戦にレンタル移籍していたライプツィヒも残留をめざしているものの、ただローマ側が求める売却金額2500〜3000万ユーロを支払う意思はなく、今回のフォランドの移籍金はレヴァークーゼンを後押しすることになるだろう。 

 その一方でレヴァークーゼンは日曜、ロブ・マース氏を新たなACとして迎え入れたことを発表した。ロルフェスSDは「イノベイティブで発言力のある」人物と評しており、「ブンデスに精通し、ボシュ監督と共に成功を収めた。新たな刺激をもたらしてくれれることだろう」とコメント。
 現役時代ではビーレフェルト、ヘルタ、デュイスブルク等でプレーした元ブンデスリーガーは、ヴァールヴァイク、フィテッセ、カンブールでアシスタントを務め、2017年に初の海外となるマカビ・ハイファで監督へと就任。最近ではサウジアラビアU20代表のコーチを務めていた。
 先日はライプツィヒに移籍したツェンブロード氏の後釜となる、フィテッセ時代にボシュ監督を補佐した同氏は「レヴァークーゼンは意欲的でとても魅力的なクラブ。国内外でも高い評価を受けている」と述べ、「仲間たちと共にここでエキサイティングなチームを作っていくという仕事はとても楽しみなことだ」と語っている。
 

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