2021/03/23

「ヴォルフ監督就任は、ドイツサッカー連盟とブンデスとの関係の深さの表れ」


 火曜日にバイヤー・レヴァークーゼンは、シーズン終盤に向けて事態の好転をはかるために、ハネス・ヴォルフ監督を今季いっぱいまでという暫定的な形で迎え入れることを発表した。ファンからみれば3年前のタイフン・コルクート監督招聘時を思い起こすかもしれないが、ただ今回は大きな違いが1つある。ヴォルフ監督はまだ、ドイツU18としての契約を残したまま、レヴァークーゼン入りしているのだ。
 つまりはドイツサッカー連盟との契約に基づく形で、ヴォルフ監督はドイツU18に、そしてアシスタントとして加わったペーター・ヘルマン氏はドイツU19のACに、この夏から復帰することも見込まれているということ。「今回の短期間的措置は、いかにクラブとサッカー連盟との連携が密なものであるかの現れでもある。」とドイツ代表チャツァレキシウSDはコメント。コロナ危機によりヴォルフ監督は、主にバーチャルで選手たちをケアしていたことも今回の決断を促したかもしれない。
 ユース代表のチーフコーチを務めるマイケル・シェーンヴァイツ氏は、「ドイツサッカー連盟において短期間のうちに高い評価を得たヴォルフ氏は、これから数ヶ月間最高のレベルで経験を蓄積する機会を得ている。これは連盟にとっても有益なこと」と、まさにウィンウィンの関係であることを強調。ただしこのような”レンタル”契約にも関わらず、この雇用関係が継続していく可能性もまた残されていることも確かなことで、バイヤー・レヴァークーゼンのルディ・フェラー競技部門取締役は「どんな可能性だってある」と語っている。
 

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