2021/05/19

レヴァークーゼン、ジェラルド・セオアネ監督招聘を発表


 水曜午前にバイヤー・レヴァークーゼンは既報通り、ジェラルド・セオアネ監督が来シーズンより、指揮をとることを正式に発表した。昨年にスイス年間最優秀監督賞に輝いた42歳とは、2024年6月末日までの契約を結んでいる。
 「ハネス・ヴォルフ監督は数週間前に置かれた厳しい状況下において、不安を抱えていたチームに安定化をもたらしてくれた。彼の下でチームは、マイナス傾向に歯止めをかけ、国際舞台に立つことを可能にしてくれたよ。このパフォーマンスに、ヴォルフ監督と彼のコーチ陣は多大なる貢献をしてくれた」と、ロルフェスSDはクラブの声明の中でコメント。
 さらにフェラー競技部門取締役も、ここ2ヶ月のヴォルフ監督の仕事ぶりについて「効果的であり、そして目的意識が高い」と評価した。「苦戦を強いられていた中で、ハネスはチームに新たな息吹を吹き込んでくれたよ。これから合意に基づき、ドイツサッカー連盟へと復帰することになる。しかしまたクラブシーンで彼の姿を目にする日も、そう遠いことではないだろう」
 そしてこれからレヴァークーゼンでは、「ジェラルド・セオアネ監督と共に、来季も仕掛けていきたい。彼はヤングボーイズにて3度にわたりスイスリーグを制しており、2020年には国内カップ戦をも制した。その魅力的かつ攻撃的なスタイルは、我々レヴァークーゼンが掲げる哲学と非常に近いものがある」と、ロルフェスSD。
 セオアネ監督は、アシスタントを務めるパトリック・シュナーヴィラー氏と共に加入することになり、「このようなポテンシャルをもつ、ブンデスリーガのチームを率いることができるというのは、非常に魅力的なことだ」と喜びをみせ、「この非常にプロフェッショナル、かつ野心的な環境の中で、このチームには魅力的なサッカーを展開し、ブンデスや欧州のトップチームに食い込むだけの条件が揃っていると思う。この挑戦を非常に楽しみにしているところだよ!」と意気込みをみせている。
  2018年にアディ・ヒュッター監督(現フランクフルト、次期グラードバッハ)の後任と就任した同氏は、この3年のうちにリーグ優勝3度、国内カップ戦1度優勝を果たしており、最終節を前にして勝ち点差28という驚異的な独走を展開中。またレヴァークーゼンとは今年2月に、ヨーロッパリーグで対戦しており、4−3、2−0で撃破。その結果、ペーター・ボシュ監督が見舞われていた危機的状況は更なる悪化へと辿り、最終的に解任。ヴォルフ監督を経て、今回のセオアネ監督就任という流れへと至った。
 

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