2022/10/06

固執し過ぎたレヴァークーゼン:監督が変わっても、変わらぬ問題点

©️Getty Images

 遂にその終止符が打たれた。チャンピオンズリーグ第3戦にてFCポルトに0−2で敗戦を喫し、今季12試合目で8敗を喫したバイヤー・レヴァークーゼンは、日曜日のテレビ番組でフェルナンド・カロ代表が求めていた、「本当に非常に短期間での成功」と「金曜日のバイエルン戦とは異なる姿」という点では、部分的な改善はみせたとはいえもはやジェラルド・セオアネ監督の解任は必然的なものでもあった。

 今回の解任という判断を批判することはできない。むしろその判断が長すぎたことの方がよほど問題だ。前任者のペーター・ボシュ監督が採用したポゼッションサッカーとは異なり、首脳陣が高く評価したその柔軟性をもったサッカーに異常なほどに固執し、43歳の指揮官もありとあらゆる手を尽くすことができたのだが、ただ常に変化し続ける手法から持続可能な打開策を見出せぬまま、問題はただ残され続けてきた。

 これから後を引き継ぐことになるシャビ・アロンソ監督にとっても、確かに現役時代にはチームプレーヤーで鳴らしていたとはいえ、それでも現在のチームをまとめ上げ安定感をもたらすことは決して容易なことではない。ベンダー兄弟、ケヴィン・フォランド、そしてユリアン・バウムガルトリンガーと、ドイツ語を話す頭脳派は去ったことにより、ロッカールームでは貴重なバランサーをカバーしきれていない現状がある。

 つまりはこのチームには、真の意味でのリーダーが少なすぎるということ。不安定な状況から軌道修正にもっていけるようなワーキングコアが欠けているのだ。危機的状況に陥った場合、それが二重にも三重にも影響を及ぼしてしまう、その要因となっているのだ。無論もしも初陣となるシャルケ戦にて胸がスカッとなる快勝でも収めれば別の話だが、シャビ・アロンソ監督にとって今回の船出は荒波に向かう航海となる恐れを十分に秘めている。

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