2022/12/18

独誌kicker移籍ライブ情報:12月15〜18日まとめ

 ドイツNo1サッカー専門誌『キッカー』より、ブンデスリーガを中心とした欧州サッカーの主要移籍情報Live Tickerを翻訳・掲載。さらに日本人選手が所属するブンデス2部のクラブの情報もご紹介しています。(各選手の情報リンク先はTranfermarkt日本語版)


エンクンクのチェルシー移籍は決定済み?

 イタリアの移籍専門家ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ライプツィヒのクリストファー・エンクンクが2023年夏に、チェルシーFCへと移籍することが決定しているという。フランスの新聞「L’Equipe」においても既に契約済みと報じらられており、実際にエンクンクの移籍についてはは数ヶ月前から噂されていたことだった。またライプツィヒのマックス・エべール新SDもつい数日前、いくつかの重要な発言をしているものの、しかしながらライプツィヒからもチェルシーからも正式な声明は出ていない。


モロッコ代表ウナヒに、レスターがオファーか

 今冬開催のカタール・ワールドカップで飛躍をみせたモロッコ代表の中でも、特に注目を集めた選手の一人がアゼディン・ウナヒであり、欧州のトップクラブからの関心も寄せられる中で現在所属するSCOアンジェのサイード・シャバーヌ会長は、RTLフランスの取材に対して「多くのオファーがある」とコメント。イタリア、スペイン、イングランド、フランスのビッグクラブから声がかかっているという。「クラブの希望としては、夏に移籍するために、冬に契約を完了させたい」との考えも示しており、特にレスター・シティがすでにオファーを出しているとも言われているところだ。


南アフリカ7か所目:ミッデンドルプ監督、スワローズFC就任

 エルンスト・ミッデンドルプ氏が引き続き、南アフリカに留まることになった。64歳のドイツ人コーチは、ヨハネスブルグからモロカ・スワローズFCと契約。ミッデンドルプ氏にとって、南アフリカでの7回目の監督就任となる。ドイツではビーレフェルト、ボーフム、アウグスブルクの監督を務めたミッデンドルプ氏は、南アフリカプレミアリーグで通算393試合で指揮を執ってきた。


グラードバッハ、仏代表テュラム移籍に備え、クロアチアの逸材をリストアップか

 グラードバッハではこれかrワールドカップ決勝に臨むマーカス・テュラムについて、今冬売却か今夏無償放出かの決断を迫られることになるのだが、ドイツの大衆紙ビルトが報じたところによると、NKオシエクディオン・ドレナ・ベリョ(NKオシエク)がリストアップされている模様。20歳で身長195cmを誇る同国トップタレントと期待がかかり、前半戦ではクロアチア1部19試合中9ゴール2アシスト、典型的なセンターフォワードのタイプだ。


ヘルタ、イ・ドンジュンが母国の韓国復帰か

 イ・ドンジュンはおそらく1年弱で、ヘルタ・ベルリンを後にすることになりそうだ。負傷のためにブンデスリーガわずか4試合の出場にとどまっていた同選手だが、ドイツの大衆紙ビルトが報じたように退団の流れにあり、25歳の韓国人選手は母国の全北現代を意識して帰国の途についている。ただしkickerが得た情報ではまだ移籍は成立はしていない。


レアル、ブラジルの逸材エンドリッキ獲得を発表

 その将来を大いに嘱望されているエンドリッキが、既報通りにレアル・マドリードと契約を締結することが明らかとなった。発表によると本人、家族、所属先であるパルメイラスとの間で、18歳となる2024年7月にレアル入りすることで合意。それまでは引き続き、ここパルメイラスで育成されていくことになります」と、簡潔にプレスリリースにて述べられている。


シュトゥットガルト:来月にもサイラスと延長か

 どうやらサイラスとの契約延長で、VfBシュトゥットガルトはまもなく合意に達するようだ。地元紙シュトゥットガルター・ツァイトゥングなどや、大衆紙ビルトなどが報じたところによると、2026年までの更新で1月はじめにも合意に達する見込み。先日のヴォールゲムート新SDは同選手との延長を「最優先事項」と位置付けており、2019年より在籍するアタッカーとの契約は2024年まで残されているところ。


マインツ:アーロン放出の用意は?

 1.FSVマインツ05ではまだアーロンとの契約について、同選手との代理人との話し合いの場を設けられていない。イタリアで伝えられているところによれば、FCトリノFCボローニャが、前半戦にFKやアシストなどで活躍をみせたテクニカルなレフティに対して関心を示しているようで、かつて900万ユーロを投じて獲得しているマインツとしては今夏に満了を迎える前に、適切な穴埋め策を見出せれば売却に応じることが考えられるだろう。


バイエルンのサールへの需要は?

 移籍金800万ユーロを投じる形で2年前に、バイエルン・ミュンヘンへと4年契約で加入した、ブーナ・サール。しかしながら既に売却候補となって久しく、そしてこれまでの移籍期間と同様に、リヨン生まれのセネガル人DFに対する市場からの需要は特に見受けられていない。今年9月に膝の手術を受けた30歳は、ひとまず完調を果たすことが先決だ。


グルデ、フライブルクからの移籍を視野に?

 マヌエル・グルデはこの夏にも、SCフライブルクにおける自身の将来について、改めて考えたい意向をもっているようだ。31歳のDFは、背中の問題を解消して再び戦列へと復帰するものの、ただ起用の可能性があがるのは3バックの時のみで、その機会は決して多くはない。バックアップに甘んじる用意は選手本人にはなく、まだまだブンデスリーガでやれると考えているようだ。「特に気持ち的にはそう思えるね。いつまでそれが続くのか。それは自分で判断していかないと。ただクラブとはあと1年契約が残っているし、様々なことを両天秤にかけないといけないんだ」と語った。


アウグスブルク、ポルトのトニ・マルティネスを再考察?

 FCアウグスブルクではこの夏、すでにFCポルトに所属するトニ・マルティネスの獲得への関心を抱いていた。フロリアン・ニーダーレヒナーが2023年夏までの契約を満了することなく、ヘルタ・ベルリンへと移籍する可能性があるため、今冬にも再び25歳のストライカーがテーマとして浮上する可能性がある。なおポルトではマルティネスは、ここまで23試合に出場して5得点をマークするも、ジョーカー以上の役割は得られていない。


ハノーファー、シュトルツェも退団へ?

 ブンデス2部ハノーファーにおいてセバスチャン・シュトルツェは、今季前半戦ではわずか6試合のみの出場にとどまっており、そのうち先発出場はわずかに1試合。開幕前にヤーン・レーゲンスブルクから2024年までの契約で加入した攻撃的プレーヤーにとって、これは決して満足のいく状況ではなく、現在はブンデス3部ザールブリュッケンからの関心が寄せられているところ。確かにそこではより多くの実践経験が得られることにはなるだろうが、ただ選手本人にとっては3部への移籍は特に選択肢にはないようだ。


ハノーファー、オンドゥアの移籍に障害設けず

 今冬に開催されているカタール・ワールドカップでは、カメルーン代表の一員として2試合で出場を果たしていた、ガエル・オンドゥア。ただし27歳のMFはブンデス2部ハノーファー96においてわずか2試合のみの出場にとどまっており、仮に新天地を見出すことができれば、クラブ側としては移籍への障害を設けることはないだろう。ただし今のところはまだ、特に問い合わせなどは届いていない。


フライブルクのシュロッターベックの移籍の許可?行き先はボーフム?

 今冬の移籍市場において新天地へと旅立つことを希望している、ケヴェン・シュロッターベックSCフライブルクのクリスチャン・シュトライヒ監督も「彼はほぼプレーできていないのだから、それは理解できるものだろう」とその心情を思いやる。そして「良い解決策さえ見出すことができれば、我々としてはそれを実行していきたい」とも述べており、契約状況から売却・レンタルの両方がその選択肢だ。そんなドイツ代表ニコ・シュロッターベックの兄が望むブンデスリーガ内での移籍先候補としては、現在VfLボーフムの名前が浮上中。


レヴァークーゼン、フォス=メンサーが1年で退団へ?

 ティモシー・フォス=メンサーもまた、激動のシーズンを過ごすバイヤー・レヴァークーゼンにおいて、まだ主力選手の座を確保しきれない不本意なシーズンを過ごしているところ。ちょうど1年前から加入した24歳のディフェンシブプレーヤーは、より多くの実践経験を求めているところであり、かつてマンチェスター・ユナイテッドに所属していたオランダ人の今後のオプションとして今冬にも、レンタルと売却の両方の可能性が考えられるだろう。


フランクフルトのオンゲネ、ザルツブルクにレンタルで復帰?

 アイントラハト・フランクフルトではここまで、ジェローム・オンゲネがあまり印象的な活躍を残せない日々が続いているが、ただ24歳のセンターバックは病気や負傷などの影響により長期間離脱していたという背景もある。そこで実践経験を取り戻していくために、古巣RBザルツブルクへのレンタルでの復帰の可能性もでてきた。ただしそれ以外のクラブからの関心も寄せられている模様。なおフランクフルトとカメルーン人DFとの契約期間は2027年まで。


ヴァルトシュミットかフィリップが退団へ

 VfLヴォルフスブルクではルカ・ヴァルトシュミットと、マキシミリアン・フィリップの2人のストライカーのうち、どちらか1人に関しては今冬にクラブを後にする可能性があるようだ。これはシュマッケ競技部門取締役が明かしたものであり、「我々はまだ少しチームが大きすぎるように感じている」とコメント。どちらか先に新天地を見出し、そして合意に達した方が移籍できるというのが考えとしてあるようで、特に前者に関してはTSGホッフェンハイムのほか、1.FCウニオン・ベルリンからの関心が寄せられているものの、後者についてはまだ移籍先候補の名前も浮上していない状況だ。

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