2023/01/27

独誌kicker移籍情報:1月26日まとめ

 ドイツNo1サッカー専門誌『キッカー』より、ブンデスリーガを中心とした欧州サッカーの主要移籍情報Live Tickerを翻訳・掲載。さらに日本人選手が所属するブンデス2部のクラブの情報もご紹介しています。


アヤックス、シュロイダー監督を解任

アヤックスアルフレッド・シュロイダー監督(50)と袂を分つ決断を下した。今夏より招聘したばかりの元ホッフェンハイム指揮官との契約は、2024年夏までとなっていたが、降格候補相手に1−1と勝ちきれておらずリーグ戦5位、リーグ優勝防衛という高い期待値とはかけ離れた状況に陥っており、「多くの勝ち点を失い、チームが発展していない」ことが今回の主な理由として挙げられている。

レヴァークーゼン、バックアップGK補強を目指す

 バイヤー・レバークーゼンではバックアップキーパーのアンドレイ・ルネフが、負傷のために戦線から離脱している状況にあるため、フランス1部スタッド・ランスからパトリック・ペンツを獲得を集中的に模索しているところ。26歳のゴールキーパーは2013年から2022年までオーストリア・ウィーンで活躍をみせ、その後に戦いの舞台をフランスに移したものの、今季ランスではリーグ戦で7試合の出場となっており、最近ではバックアップ要員の日々が続いているところだ。


グラードバッハ、ネッツの今冬レンタルは「考えにない」

そのポテンシャルは高く評価される19歳の左SB、ルカ・ネッツはそれでもボルシア・メンヘングラッドバッハでのプレータイムに不満を持っており、先発争いではラミー・ベンセバイニ(27)の後塵を拝しているところ。ただそれでも今冬のレンタル移籍は問題外であり、ヴィルクスSDは「それはまったく考えにない」ことを木曜日に明言した。「確かに市場は常に見ており、動きに出るならば理にかなったものでなければならない。もしも獲得するなら即戦力となる補強でなければならないし、いろいろなものを見て判断することになるが、何もないのならそれでもいい。今のチームには自信をもっている」


リヴァプール、18才バイチェティッチとプロ契約

ステファン・バイチェティッチは、苦しいシーズンが続くリヴァプールFCにおいて最も明るい話題の一つであり、2020年にセルタ・デ・ビーゴからアンフィールド・ロードに移籍した若きスペイン人選手は、これまでプレミアリーグ4試合に出場。さらにチャンピオンズリーグでも3試合に出場しており、晴れてこのたび18歳のCMFとのプロ契約を締結。なお契約に関する詳細は明かされていない。


ボーフム、18歳トルバとプロ契約

VfLボーフムムハンマド・トルバとプロ契約を締結した。18才になったばかりのセンターバックは、2015年にボーフムの門をたたいており、現在はU19でキャプテンを務めているところ。契約期間は2025年夏までで、エジプトにルーツをもつ185cmの若武者は、すでにトップチームで4度メンバー入りを果たしているところだ。


ASローマ、今冬のザニオーロ売却をめざす

イタリアメディアの報道によると成績不振、契約延長に応じないこと、そして超高額年俸要求などで、ASローマではその信頼が失われているニコロ・ザニオーロが、この冬に売却されることになるようだ。契約は2024年夏まで残されており、クラブ側としては移籍金額と4000万ユーロに設定している模様。すでにボーンマスが近い金額オファーしているようだが、ただザニオロ自身は移籍をまだためらっている模様。プレミアで残留争い?一方でミラノからの関心も寄せられている。


ホッフェンハイム、元米国代表ブルックス獲得

TSGホッフェンハイムは、ジョン・アンソニー・ブルックスと2024年夏までの契約を締結した。kickerの情報によればベンフィカ・リスボンへの移籍金は30万ユーロで、さらに成果に応じてボーナスも追加する仕組み。29歳のセンターバックは2011年からヘルタ・ベルリンやVfLヴォルフスブルクなどで、ブンデスリーガ通算216試合(12得点)、ドイツ杯17試合(1得点)に出場しています。


ドルトムント、デュランヴィル獲得へ

ジュリアン・デュランヴィル が木曜日にもドルトムントにて、メディカルチェックを受ける見通しだという。これは地元紙ルール・ナハリヒテンが伝えたもので、ベルギー1部RSCアンデルレヒトに所属する16歳のウィンガーは、それから2027年までの契約を締結する見込みだ。


グルエソがアウグスブルク退団、MLS復帰へ

カルロス・グルエソが今年1月にFCアウクスブルクを去り、MLSのサンノゼ・アースクエイクスに移籍することが明らかとなった。ただまだサインは交わしていない。キッカーが得た情報によるとエクアドル代表としてワールドカップに出場していたMFからは、300万ユーロの移籍金を手にするようだ。


デュッセルドルフ、ティウネ監督と契約延長

 アペルカンプ真大、田中碧、内野貴史が所属するブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフは、ダニエル・ティウネ監督との契約を2025年まで更新したことを発表した。さらにヤン・ヘプナー、マンフレッド・シュテフェス両ACとも同期間まで更新している。


フラン・ガルシア、レヴァークーゼン移籍は頓挫

選手も移籍には前向きで、財政面もバイヤー・レヴァークーゼンにとっては障害とはならないとみられていたものの、残念ながらレアル・マドリードが今回の移籍には関心をもっておらず、フラン・ガルシアの買い戻しオプションを行使する形で引き続き、ラージョ・バジェカーノにレンタル移籍することが明らかとなった。夏からは再びレアル・マドリードに帰還するという。これをうけてレヴァークーゼンが左サイドバックで動きをみせるかはまだわからない。

しかし今、レアル・マドリードが復帰条項によって、この左サイドバックのバイエルンへの移籍を潰したのだ。その代わり、フラン・ガルシアは夏までラージョ・バジェカーノにレンタル移籍してプレーを続け、夏には王室に復帰する。バイエルが左のディフェンシブサイドの代役を探すかどうかは未知数だ。


シャルケ、イェンツ獲得へ


キッカーが得た情報によるとFCシャルケ04は、モリッツ・イェンツを獲得することになりそうだ。23歳のセンターバックはフランス1部ロリアンからスコットランド1部セルティックにレンタル移籍中であり、その契約を解消してシャルケへとレンタル。契約には1部のみ行使可能な買い取りオプションも付随する模様。なおイェンツとロリアンとの契約は2026年まで。


ウニオン、チュニジア代表MFライドゥニ獲得へ

ェレンツヴァーロシュTCアイサ・ライドゥニ
が、すでに1.FCウニオン・ベルリンへと向かっている。 kickerが得た情報によると今冬カタール・ワールドカップにチュジニア代表として出場した26歳は、木曜日か金曜日にもメディカルチェックを受けて契約を締結する見通しとなっている。


ケルン、スキリ残留はより困難に

1.FCケルンとの契約をこの夏で満了するエリス・スキリに対しては高い関心が寄せられているところであり、代理を務めるミヒャエル・レシュケ氏は「多くのオファーが届いているが何も決まっていない」とコメント。そのうちの1つがフランクフルトと見られており、ケルンとの交渉も進んではいるが残留の可能性はゼロに近づきつつあるようだ。


シュトゥットガルト、ノルウェー代表ヴェトレセンに関心

攻撃的MFの補強を目指すVfBシュツットガルトでは、今年ノルウェー1部ボーデ/グリムトで主力へと飛躍を遂げた22歳、ヒューゴ・ヴェトレセンに関心を抱いているようだ。16得点22アシストをマークするなど、テクニック面で高く評価される同選手は、走力面やパスの正確性にも良いものがありノルウェー代表でもプレー。対人線にも強く、契約は12月までとなっていることから、移籍金額としては200万ユーロとも言われているところだ。

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