2023/01/27

レアルが「待った」、レヴァークーゼンはフラン・ガルシア獲得ならず

©️IMAGO/ZUMA Wire

 バイヤー・レヴァークーゼンは確かに、フラン・ガルシアの獲得にむけて、所属するラージョ・バジェカーノとも合意に達し、そして23歳の左サイドバックの契約に含まれていた、1000万ユーロの例外条項を行使するところまでは辿りついた。だがそれで全ての条件がそろっていたわけではない。古巣レアル・マドリードが500万ユーロでの買い戻しオプションを保持しており、そしてkickerの情報によればこれを行使して再びラージョ・バジェカーノにレンタルすることを決断。つまりはレヴァークーゼンの元には何も残らなかったのだ。

 すでにカルロ・アンチェロッティ監督がこういった流れを示唆する発言を行なっていたのだが、レアル側としても左サイドバックは課題となるポジションであり、仮にレヴァークーゼンに売却して500万ユーロの利益を手にしたとしても大した額ではなく、むしろその後にドイツで活躍する姿を羨望の眼差しで見る結果になるリスクは避けたいという意思が働いたのだろう。ただいずれにしてもこれまで精力的に獲得をめざしていたレヴァークーゼン首脳陣にとっては、あまりに残念な結末となってしまった。果たして同選手に代わる左サイドバックを模索するかについては、今のところはまだ明らかにはなっていない。

レヴァークーゼン、バックアップGK補強を目指す

 バイヤー・レバークーゼンではバックアップキーパーのアンドレイ・ルネフが、負傷のために戦線から離脱している状況にあるため、フランス1部スタッド・ランスからパトリック・ペンツを獲得を集中的に模索しているところ。26歳のゴールキーパーは2013年から2022年までオーストリア・ウィーンで活躍をみせ、その後に戦いの舞台をフランスに移したものの、今季ランスではリーグ戦で7試合の出場となっており、最近ではバックアップ要員の日々が続いているところだ。

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