2023/04/28
レヴァークーゼン、EL日程考慮しケルン戦を2日前倒しで開催

©︎IMAGO/Panoramic International
ドイツサッカーリーグ機構は本日午後、本来ならば5月7日15時30分(日本時間22時半)に予定されていたバイヤー・レヴァークーゼンと1.FCケルンとの一戦を、2日早く5月5日の20時30分(日本時間27時半)に開催することを明らかにした。「これはレヴァークーゼン側からの強い要望と、治安当局との協議の上に変更されたもの」と同機構では説明。現在はヨーロッパリーグ準決勝に進出しているレヴァークーゼンでは、5月11日夜にASローマとのアウェイ戦が控えているところ。なお同時刻に開催予定となっていた1.FSVマインツ05vsFCシャルケ04戦は予定通りに開催されることから、5月5日では夜に2試合が同時開催されることに。逆に日曜日は通常2試合開催されるのだが、この日は17時半(日本時間24時半)から開催されるボルシア・ドルトムントvsヴォルフスブルクのみが行われる。
少なからず不満の声も
ファン連合「Unsere Kurve」のケッセン広報担当は、『Sportschau』に対し、「原則的に、試合はできるだけ事前に予定するよう提唱している」と述べており、「少なくとも最近は多少改善されている」上に今回は近隣での移動のみ。加えてケルンにとっては降格などの危機に瀕しているわけでもないことから、まだ受け入れられるにせよ開催が平日夜に急遽変更されたことに不満がないわけではないだろう。加えて今回の決断に関しては、特にケルンに確認などはなくただ通達のみが行われていたようで、こちらも不満があったのだろう、ケルンのクラブ公式では特にコメントなどはなく、ただ試合日程の変更のみが発表されている。ちなみにレヴァークーゼンの女子サッカーも日程変更がなされ、フランクフルト戦は翌日の午後1時の開催となった。
ケルンのケラー氏がドイツサッカーリーグ機構の相談役会会員へ
一方で1.FCケルンではドイツサッカーリーグ機構の相談役会メンバーとして、先日に退任したフレディ・ボビッチ氏の後任として、クリスチャン・ケラー氏が就任したことが明らかとなった。44歳のケラー氏はブレーメンのフィルブリ氏との投票で勝利をおさめており、同機構が12人派遣するドイツサッカー連盟の役員会にも名を連ねることになる。
パトリック・シック、このまま残り全休か
なお週末のウニオン戦に向けてレヴァークーゼンでは、胃腸の問題を克服したフロリアン・ヴィルツと筋肉系の問題を抱えていたエドモンド・タプソバが復帰。エグゼキエル・パラシオスについては「まだ太ももに何か感じているようだ」とシャビ・アロンソ監督が明かしており欠場。また11月はじめから鼠蹊部の問題を抱えるパトリック・シックについては、復帰の目処はいまだ立たず「別の道をいくことにした」と指揮官。だがそれが具体的にどういう意味であるかは説明を避けており、手術の必要性についても返答していない。「いまも来週も離脱することになる。それ以上については医者ではないので何ともいえない。ただ思っていたような改善はみられておらず、彼も辛いことだろう。我々も待ち続けるほかない」と述べており、このまま残り全休の可能性は高まりを見せているとようだ。