2023/05/02

レヴァークーゼン:シックの復帰時期見えず。アミリとは「延長交渉中」

©︎IMAGO/Chai v.d. Laage

 シーズンを通してパトリック・シックを苦しめ続けている、鼠蹊部の問題。バイヤー・レヴァークーゼンに所属するチェコ代表FWは、現在は専門医の診察を受けるために母国に帰国しているところであり、ジモン・ロルフェスSDは今シーズン中の復帰自体にも懐疑的。最後にスターティングメンバーに名を連ねたのは半年も前のことであり、そのチャンピオンズリーグFCブルージュ戦にて89分間プレーした後に、股関節の不調を訴えていたことが明らかとなっている。

 昨シーズンではブンデス27試合に出場して24得点をマーク、レヴァンドフスキが去ったブンデスリーガの次の得点王候補としても大いに注目されたセンターフォワードだったが、飛躍のシーズンとは裏腹に怪我との戦いの日々を過ごすことに。ここにきてシャビ・アロンソ監督は「別のアプローチをしていく」と述べており、まだ復帰時期などさまざまな疑問符がつくところ。

 ただ今のところは手術は避け、母国の権威であるパベル・コラー医師の下で2週間にわたる治療を受けた後に、それから今週末にも再びレヴァークーゼンへと戻る予定。「すでに進展はみられているよ。しかし出口が見えているというわけではないんだ」とロルフェス氏は説明。「彼はいま、次の治療のステップを踏むところ」であり、まだ練習再開の時期さえも明らかではない。

同じ背景をもつ、対照的な状況の2MF

 昨季後半戦ではジェノアにレンタル移籍、今夏もベシクタシュから関心が示されるなど有力な移籍候補となっていた、ナディーム・アミリだが10月5日にシャビ・アロンソ監督が就任すると一転、元スペイン代表MFの下で26歳のMFは着実に出場機会を伸ばしており、いまや契約の延長に向けて「話し合いを行なっているところだ」と、ロルフェスSDは認めた。

 ただ逆に同じくホッフェンハイムからレヴァークーゼンの加入し、来季に契約最終年度を迎えるもう1人のMF、ケレム・デミルバイは最近ではベンチで試合を見守る姿も見受けられており、夏の移籍市場ではボランチ補強が課題となるレヴァークーゼンにおいて、アミリとは対照的にいまや移籍候補の1人となりつつあるようだ。

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