2023/05/11

レヴァークーゼン:ベララビが再び負傷離脱、この夏までの契約の動向は?

©︎IMAGO/Pakusch

 水曜午後にヨーロッパリーグ準決勝初戦を戦うため、一路イタリアの首都ローマへと飛んだバイヤー・レヴァークーゼン。しかしながらそこに、筋肉系の負傷をかかえたカリム・ベンゼマの姿は見受けられなかった。シャビ・アロンソ監督によれば「大腿筋に違和感を覚えた」ことからこの日に検査を受けており、現時点ではまだ度合いは不明ながらも、このままシーズンを終える可能性が高い模様。

 33歳のベテランウィンガーは、近年は幾度となく負傷離脱を繰り返しており、今期はブンデスリーガとヨーロッパリーグ、それぞれで3試合の出場にとどまっているところ。それでもここのところは状態が上がってきてはいたのだが、しかしながら今回の離脱で今夏までとなっている契約延長へのアピールの機会を失ったことになる。

 ただ2011年にブラウンシュヴァイクから加入し、ドイツ代表として11試合の出場経験をもつベララビを含め、レヴァークーゼンのウィングのポジションは流動的で、この夏にカラム・ハドソン=オドイのチェルシーとのレンタル契約が終了、さらにムサ・ディアビーとジェレミー・フリンポンについても移籍の可能性が取り沙汰されているところだ。

 またケレム・デミルバイ(2024年までの契約)とエクセキエル・パラシオス(2025年までの契約)についても移籍の可能性が取り沙汰される中盤については、先日にはアーセナルに所属するグラニート・シャカへの関心が報じられており、このことについてロルフェスSDは「来季の我らの野心も下がることはない。夏にいい動きをみせていいチームを作って、競争を加熱させたい」と意気込みを示した。

ディバラ復調、先発の可能性も

 その一方でASローマのモウリーニョ監督は、現在のチーム状況に満足感を覚えているはずだ。「我々には決して同じクオリティをもった25人がいるわけではない」と離脱選手の大きさを口にしていたポルトガル人指揮官の前で、足首の負傷を抱えていたパウロ・ディバラが練習を実施。当然ながら起用法について明かすことはなかったが、先発オプションの1人にはあがっているようだ。ただフェイエノールト戦で屈筋に負傷をおったジョルジニオ・ワイナルドゥムについてはベンチスタートとなる可能性がある。

 なお今回はレアル時代の教え子である、シャビ・アロンソ監督との対戦とあって「シャビについては監督としても、そして選手としても常に素晴らしい関係性を築いてきた。試合の前後で一緒に過ごせることは、私にとって大きな喜びだよ」とモウリーニョ監督。そのコーチングスキルについても賛辞をおくっており、「私からみて重要な資質というものを、彼からみてとることができるよ」と語った。

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