2023/06/04
レヴァークーゼン:希望通りライプツィヒがドイツ杯優勝、シャカ獲得へ更なる弾み

©️IMAGO/Eibner
土曜夜に行われたドイツ杯決勝RBライプツィヒvsアイントラハト・フランクフルトの一戦は、まさにバイヤー・レヴァークーゼンにとって思惑通りの結果となった。すでにチャンピオンズリーグ出場権を獲得しているライプツィヒが勝利をおさめたことにより、今季6位でフィニッシュしていたレヴァークーゼンはヨーロッパリーグ出場権を獲得。まったく逆の立場にいたアイントラハト・フランクフルトは、ヨーロッパリーグ出場権を逃し来季はヨーロッパカンファレンスリーグへの出場となっている。
「ヨーロッパリーグへと昇格できたことは、来シーズンのチーム作りにもプラスに働くものだよ。競技面における観点からもそれはいえることだが、もちろん財務的も同様により魅力的だからね」と、ジモン・ロルフェス競技部門取締役が述べているように、参加費用や成果報酬がより高額のヨーロッパリーグの方が、単純計算でもヨーロッパカンファレンスよりも1000万ユーロの追加が期待できるのだ。つまり新戦力獲得の際の提供できる舞台のステップアップだけでなく、補強にむけクラブとして1000万ユーロの余裕を得られたということ。
国際的評価という点でも、しかも5年連続でラインキングポイントを得られるということもあり(昨季24位から20位に浮上)「開幕ダッシュでのつまづきから、最終的にヨーロッパリーグに出場できるとは、多くのひとも思っていなかったことだと思う」と第8節時点で17位に沈んでいたことを振り返りながら、「欧州の16強入まで、あと4つだね」と言葉を続けた。
もう1つ、ロルフェス氏が指折り数えて待っていることがある。それはアーセナルFCからのグラニート・シャカ獲得であり、すでにスイス代表とレヴァークーゼンは移籍で合意。あとはアーセナル側が後継者探しを終える必要がありその候補の
2人、来週水曜に行われるヨーロッパカンファレンスリーグに参加するウェストハムのデクラン・ライス、そしてチャンピオンズリーグ決勝に臨むイルカイ・ギュンドアンについては、その決勝終了から新天地模索を進める見込みから、その後にシャカの移籍も決着を見ることになるだろう。