ブレーメン中盤事情：ケイタ負傷、アミリの噂、シュミットの移籍交渉

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　金曜午前も普段通りにヴェルダー・ブレーメンの合宿先では、相方のロマーノ・シュミットとともにパスワークに勤しんでいた、ニラクス・シュミット。ただその一方でフランスのトゥールーズから関心が寄せられており、『Deichstube』によれば200万ユーロのオファーがクラブ側に提示されているというが、しかしながら本人がまだ移籍の決断を下せていないために話し合いは初期段階に過ぎないところ。

　移籍の後押しと、そして思いとどまらせている両方の理由となっているのが、ナビー・ケイタの存在だ。この夏にリヴァプールＦＣから加入した同選手は、特に問題がない限りは当然スターティングメンバーに名を連ねることになり、それだけ中盤を本職とするシュミットの出場機会の確保は困難ということに。だがリヴァプール時代から負傷がちだったケイタは加入間も無く離脱を余儀なくされ、現時点ではクラブ側もその穴埋めを必要とするのか判断がつない状況だ。

　そもそもニクラス・シュミットの放出に応じる判断もまだクラブ側は明確に下せてはおらず、それゆえ噂に浮上しているレヴァークーゼンのナディーム・アミリに関しても接触はまだなし。そもそも補強ポイントは中盤よりもサイドバックの方が優先度は高いのである。とはいえいかにフィニッシュなどプレー面に良いところをもつシュミットとはいえ、ブレーメンも条件次第では売却に応じるほかないだろう。なおそのトゥールーズとブレーメンは土曜日に、現地時間午後１５時からテストマッチを行う。