2023/07/23

ムサ・ディアビー、レヴァークーゼンからアストン・ヴィラ移籍が正式に発表

©︎IMAGO/Beautiful Sports

 既報通りムサ・ディアビーが4年間過ごしたバイヤー・レヴァークーゼンを後にし、プレミアリーグのアストン・ヴィラへと移籍することが発表された。契約を2年残していたレヴァークーゼンには移籍金として5500万ユーロを確保、さらに成果に応じてボーナスが上積みされる可能性もあるという。この2年間はレヴァークーゼンのウィングの一翼をになった同選手は、そこでかつての同僚レオン・ベイリーとも再会。

 ジモン・ロルフェス競技部門取締役は、「ムサ・ディアビーはレヴァークーゼン在籍帰還中に素晴らしい選手へと成長し、プロとしての自覚と決意をもって日々自身の仕事に打ちこむ姿は、非常に見事なものがあった。その独特のプレスタイルと卓越したスピードによって、ムサはここ数年でその名を轟かせるようになった」と称賛。

 一方のディアビーは、クラブに対し「かなり若かった僕に自信と多くの出場機会を与えてくれた。そして同僚がスタッフが常に支えとなってくれたからこそ今の僕がいる」と感謝の気持ちを述べつつ、「次のステップに進み新しいチャプターを描きたい」と意気込みを見せている。

 ブンデスリーガでは4番目となる最高時速36.52km/hを記録した俊足FWは、在籍期間172試合に出場し、49ゴール、48アシストを記録。最も好調だったのは2021/22シーズンで、ブンデスリーガで25得点(13得点、12アシスト)を挙げ、チャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献した。レヴァークーゼンとしては大きな損失だが、ただ今夏にホフマン、アルトゥール、シャカ、グリマルドらを獲得する中で、貴重な収入を手にすることに。なおさらにジェレミー・フリンポンについても移籍の可能性が取り沙汰されているところ。

アズムンが負傷離脱、ターやデミルバイは復調

 サルダル・アズムンが午前中に行われた練習で、左足のふくらはぎを負傷。そのまま練習中断を余儀なくされ、その後の検査の結果で筋肉系の損傷が確認。そのため夏季合宿はわずか1日で終わりを告げ、これからレヴァークーゼンでリハビリを行うことになった。昨季でも筋損傷で1ヶ月半離脱していた28歳にとっては、シック代役争いで出遅れただけでなく、今夏の移籍の可能性が取り沙汰されている点を含めても残念なタイミングでの離脱ということに。その一方でヨナタン・ターとケレム・デミルバイはチーム練習復帰を果たした。(7月24日追記)

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