2023/07/25
レヴァークーゼン:移籍の噂があがるタプソバ、ター、デミルバイ、アミリの現状

©︎IMAGO/Team 2
数週間前よりトッテナム・ホットスパーなどからの関心が寄せられている、エドモンド・タプソバ。ただバイヤー・レヴァークーゼンのジモン・ロルフェス競技部門取締役は少なくともこの夏の移籍期間においては、明確に同選手の売却について否定しており、「いや、普通の状況であればまず考えられないね。どこかの時点では限界もあるのは確かではあるけど、でもエドモンドはうちにとって非常に重要な選手なんだ」と言葉を続けた。「彼はチームのトッププレーヤーの1人であり、しかもまだ長期契約を締結している。だからそもそも手放す理由が見当たらないよ。ただ彼がこの春にみせていたクオリティ、そしてどんどん試合を重ねるごとに成長していったのだから、他クラブが興味をもつことにも、何ら驚きを覚える必要もないがね」 つまりはまだ2026年まで残すまだまだ伸び代をもったセンターバックを売却するには、5000万ユーロは超えるようなオファーが届かない限りはまずあり得ないということ。
その一方でベテランセンターバックのヨナタン・ターの状況は明らかに別物だ。代理人と共に移籍先を検討していたが、1800万ユーロで移籍可能だった例外条項は7月はじめに失効。「だから今は我々は彼のことをしっかりと構想に組み込むことができるよね」との見方をロルフェス氏は示している。ただいずれにしてもターの今後が不透明であることに変わりはないが、さらに中盤に関してはナディーム・アミリ、そしてケレム・デミルバイについても新天地を模索するも交渉は難航。ともに2019年にホッフェンハイムから加入したMFだったが、その期待には十分応えきれておらず、前者に関してはガラタサライ・イスタンブールとのクラブ間交渉が行われているところ。 ガラタサライではクラブ衆生最高額となる3200万ユーロを用意しているようだが、いずれにしても両選手ともにレヴァークーゼンと契約している高額なサラリーがネックとなっている。ただこの夏グラニート・シャカやヨナス・ホフマンらが加わった中盤において、2人の展望が明るくなったとは決して言えない。