2023/07/26

元ドイツ代表MFケレム・デミルバイに、ガラタサライとサウジから関心

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 これまでにも既にバイヤー・レヴァークーゼンに所属するケレム・デミルバイに対しては、トルコ1部ガラタサライ・イスタンブールからの関心が伝えられ、ジモン・ロルフェス競技部門取締役も現在は足首の軽傷で休養中の30歳のMFについて、「具体的な関心が寄せられている」ことを認めていた。特にドイツ代表経験もあるデミルバイが、トルコにルーツがあることからも外国人枠に負担をかけない点でガラタサライにとっては興味深いところだろう。

 しかしながら2019年にホッフェンハイムからクラブ史上最高額となる3200万ユーロを投じて獲得した、ベテランミッドフィルダーとの移籍金額をめぐりまだクラブ間で合意には至っていない。どうやらガラタサライ側の提示額は200万ユーロを下回るものだったようで、デミルバイとしてはチャンピオンズリーグの舞台でプレーできることなど移籍には魅力的要素はあるかもしれないが、レヴァークーゼン側にとっては物足りない金額だったようだ。

 特にデミルバイに対してはここのところ、サウジアラビアからの関心も伝えられているところであり、まだ具体的なオファーについてはこちらからは寄せられていないものの、レヴァークーゼンの稼ぎ頭の一人であるレフティの希望する年俸は容易に用意できることが見込まれ、そしてガラタサライよりも遥かに高額な移籍金も手にすることだろう。クリスチアーノ・ロナウドやベンゼマといったスターたちの移籍が、どうデミルバイの目に映っているかが1つの決め手になるかもしれない。

アロンソ監督、来季以降の去就を明言せず

 なおヨナタン・ターについてもバイヤー・レヴァークーゼンからの退団を考えており、27歳のセンターバックの契約にはこの夏に移籍金1800万ユーロで行使可能となっていた例外条項が付随、そのため早くからその去就が注目されていたがその期限はすぎてしまったところ。それでもプレミアリーグ移籍の夢は今もなお抱き続けているようで、「そのレベルで戦えるということは魅力的なことだよ、それは年齢的な意味も含めてね」と語った。現在はウェストハム・ユナイテッドからの関心が伝えられている。

レヴァークーゼン、若手DFがオランダで武者修行

 バイヤー・レヴァークーゼンでは若手ディフェンダー、サディク・フォファナを再び武者修行に出すことを発表。昨季はブンデス2部1.FCニュルンベルクでプレーしていた20歳のセンターバックは、これからはオランダ1部フォルトゥナ・シッタールにてプレー。レンタル期間は1年間のみとなっており、そこで高いレベルでの実践経験を蓄積することが期待される。

アロンソ監督、来季以降の去就を明言せず

 一方で選手たちのみならずシャビ・アロンソ監督についても、契約最終年度を前にその去就が注目されているところだが、このことについて夏季合宿中の指揮官は明言を避けており、残留が想像できるかについて「プレッシャーは感じていないし、クラブも同じことだよ」と回避的な発言に終始している。「成り行きを見守っていくことになるよ」

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