2023/07/28

レヴァークーゼン:デミルバイがガラタサライと交渉へ、シックは順調な回復に笑顔

©︎IMAGO/Beautiful Sports

 バイヤー・レヴァークーゼンに所属するケレム・デミルバイ獲得に向けて、トルコ1部ガラタサライ・イスタンブールと、サウジアラビア1部アル・シャバブが争奪戦を展開しているが、どうやら2019年にクラブ史上最高額(3200万ユーロ)で迎え入れられた元ドイツ代表MFは、自身のルーツもあるトルコ移籍の流れにあるようだ。特にクラブ間交渉において難航していたものの大きな前進がみられたようで、特にサウジからの触手がガラタサライ側を後押しした模様。これまでレヴァークーゼンで149試合に出場しているレフティには、トルコでは外国人選手枠の負担も無いことはプラス材料であり、すでにレヴァークーゼンはデミルバイに交渉に臨む許可を与えているところ。

 その一方でレヴァークーゼンのホテルのロビーでは、松葉杖をついたパトリック・シックの姿が見受けられているところ。チェコ代表FWは内転筋の手術を夏に受けており、現在は10月の復帰が見込まれているところ。「来週の金曜には松葉杖にも別れを告げられるし、そうすればもっと集中的に取り組めるようになるさ」と同選手。2週間後にはランニングメニューを再開できるかもしれない。およそ1年の離脱となった今回の負傷だが、「最大の問題は正確な診断結果が出なかったこと。いろんなことを試してどれもうまくいかず、不安にかられるし本当に辛かったね」と吐露。しかし7ヶ月後に「医師が悪い箇所を見抜いてくれて全て治療を行った。だから表情も明るいんだよ」と言葉を続けている。「本当に毎日同じ痛みで苛立ちが募る日々が続いたけど、今はそれがむしろモチベーションに変わっているね」

UEFAの部分的無観客処分が執行猶予扱いに

 バイヤー・レヴァークーゼンはこの夏のヨーロッパリーグの最初のホーム戦において、UEFAから下された部分的無観客処分を「ひとまず」回避することに成功した。当初下されていた5000人の無観客処分は2年間の執行猶予処分へと変更がなされている。これは昨季EL準決勝ASローマとのセカンドレグにおいて、レヴァークーゼンのファンブロックで火器類の使用と物の投棄が確認され2分間中断されており、部分的無観客処分に加えて3万ユーロの罰金処分も下されたとこと。なお最終的にその試合では0−0のドローとなり、最終的にレヴァークーゼンは前年度のフランクフルトに続く、ブンデス勢連覇を果たせず準決勝で姿を消した。

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