2023/08/11

CB4人在籍中のレヴァークーゼンが、更に2人の補強を視野に入れる理由

©︎IMAGO/Pixsell

 まもなく2023/24シーズンの幕開けを迎えるバイヤー・レヴァークーゼンだが、しかしながらまだ工事現場は特に、ディフェンスラインに残されたままだ。仮にアロンソ監督が3バックを採用するならば、ピエロ・インカピエが中根足骨折のため9月まで離脱中のため、ターとタプソバ、そしてコスヌ以外の選択肢は存在しない。クオリティ面では特に不安はないが、いずれかの選手がいなくなった場合、あとは中でも守れる右SBフォス=メンサが控えているものの契約最終年度を迎えるなかで構想から外れている。逆に4バックを採用となれば十分に人材は確保され、左SBでは左利きのインカピエ、そしてみ右のアルトゥールはここでもプレーが可能とはいえ、やはり夏にトレーニングしていた3バックのオプションを完全に除外することは考えにくい。アンドリヒをリベロに置いて数合わせも考えられなくはないが、やはりできることなら2人目の左SB、そしてCBも確保したいところだろう。

 出場機会の分担を考慮してその両方を守れる人材として、レヴァークーゼンはリヴァプールのルーク・チェンバースに白羽の矢を立てた。もしも若手選手の成長の場としてリヴァプール側がレンタルに応じるのであれば、ひとまずレヴァークーゼンの守備への不安は解消される。しかしコスヌにはクリスタルパレス、タプソバもこれまで幾度となくビッグクラブとの噂が指摘され、ターはプレミア移籍を希望。ロルフェス競技部門取締役は少なくとも、後者2選手については残留させる考えを強調したが、仮にセンターバックのいずれかが移籍することになればさらに、レヴァークーゼンとしては戦力補強へ。例えばディナモ・ザグレブのヨシプ・シュタロの獲得に動くかもしれない。

バイヤー 04 レヴァークーゼン バイヤー 04 レヴァークーゼンの最新ニュース