2023/08/16
レヴァークーゼン、マチェイ・コバール獲得を発表。ネイサン・テラにも関心

©︎IMAGO/Ricardo Larreina Amador
火曜日にバイヤー・レヴァークーゼンは既報通り、マチェイ・コバールを獲得したことを発表した。これまで所属したマンチェスター・ユナイテッドではセカンドチームでのみプレーしていた23歳は、今回新天地と2027年までの契約を締結。なおチェコU21代表GK獲得の移籍金は基本500万ユーロながら、成果に応じたボーナス次第で800万ユーロ以上にまで跳ね上がる仕組みだ。「彼は非常に高さがあり、また1vs1に強く、テクニック面で優れた、将来有望な若手選手。今後数年間おおいに期待しているよ」と、ジモン・ロルフェス競技部門取締役。ただキッカーが得た情報によれば、マンチェスター・ユナイテッド側は買い戻しオプションも確保している模様。
今回の移籍にあたり、2008年から2015年までレヴァークーゼンに在籍していた、ミヒャエル・カド列との意見交換も今回の移籍の裏で行っていたという同選手は、そこで「ブンデスのことだけでなく、特にレヴァークーゼンについていろいろ教えてくれた。このチームのクオリティにとても興奮を覚えているよ。これまでの経緯をみれば、今後の数年間にワクワクするね」とコメント。196cmの巨漢ながらライン際でも強さを発揮する、穏やかながら遊び心のあるキーパーとして評価される同選手は、2018年にマンUのユースの門を叩いて、昨季はスパルタ・プラハにレンタル移籍。タイトル獲得のキーマンとして活躍を見せている。
そしてこれからは長年にわたりレヴァークーゼンの守護神を担ってきた、ルーカス・フラデツキーとの激しい定位置争いが待っているところ。そのリーダーシップ面での評価からキャプテンにも任命されるなど、シャビ・アロンソ監督から高い信頼を得ているフィンランド代表との争いは、決して一筋縄ではいかないだろうが、ただその投資する金額をみればレヴァークーゼン側は、ただのバックアップ以上の期待値をもっていることは明らかだ。また今回の加入によりパトリック・ペンツには移籍の扉が開かれることになり、来夏のユーロ参加にむけオーストリア代表入りをアピールできる場としてデンマーク1部ブレンビーIF移籍に迫っているところ。
さらにオフェンス強化視野に、CBターは退団の含み
その一方でバイエル04は攻撃陣の補強を望んでおり、サウサンプトンFCのネイサン・テラ(25歳)は、攻撃陣の競争をより高いレベルに引き上げ、攻撃にペースを与えてくれることが期待されているようだ。通常は両ウイングのポジションのどちらかで起用される同選手だが、時にはトップ下の背後やセンターフォワードとしてプレーも可能。またレヴァークーゼンではCBヨナタン・ターについて逆にプレミア移籍希望が伝えられているものの、こちらは「今のところ、僕はここにいる。でも、移籍市場が開いている限り、まだ何が起こってもおかしくないとずっと言ってきた。」と述べている。