2023/08/29

アミリがまたしても一転、リーズ視察するもその後に移籍拒否

©︎Getty Images

 リーズに移籍する、移籍しない、やっぱり移籍する、いや行かない・・・。ナディーム・アミリとリーズ・ユナイテッドを巡る移籍劇の顛末は、最終的には破談という形で終幕の時を迎えたようだ。昨日にプライベートジェットに乗り現地入りした元ドイツ代表MF(5試合)だったのだが、そこでクラブの練習場や街などを視察して周り、このまま順調に物事は進むかにみられたものの、午後になり一転してリーズ首脳陣に移籍には応じないと驚きの返答。すでにレヴァークーゼンとのクラブ間交渉では合意(600万ユーロ)に至っていたのだが、いったい何故アミリ側がこのような判断を下したのかは現時点では不明だ。

 確かにプレミアリーグ返り咲きをはかるリーズが開幕からつまづきをみせたこと、そして夫人の第一子出産が数週間後に控えていることなど、アミリにとって懸念材料はあったことだろう。ただそれでも金銭面で問題のない4年契約がリーズ側より提示され、契約最終年度にあるレヴァークーゼンよりも多くのお金をキープすることができた。それだけではない。もしもリーズが希望通りに昇格を果たせば来季にはプレミアでの舞台も待っている。今回の拒否が別の移籍先が用意されてのものではない場合、仮にレヴァークーゼン残留となれば誰もが望んでいないアミリがプレーできない苦しい時期を迎えることになる。

ブライトンから関心のアミン・アドリがモロッコ代表選択へ

 この夏のU21欧州選手権でもフランス代表としてプレーしていたアミン・アドリが、『BeIN Sports』の報道によるとこれからはモロッコ代表を選択。代表チームに選出される現実的なチャンスを期待しているようで、ただクラブ側からみればアフリカネイションズカップにこれでタプソバ(ブルキナファソ)、コスヌ(コートジボワール)、さらにボニファスもナイジェリア代表招集の可能性があるため、最大4人を失う危機に瀕することになった。とりわけヨーロッパリーグに参加中のレヴァークーゼンにとっては、GLを勝ち抜けた場合にちょうど日程が重なるため大きな痛手だ。

 ちなみにそのアドリにはブライトンが触手を伸ばしているとフランスの放送局RMCスポーツが報じ、契約を3年残すレヴァークーゼンも難色を示していないというが、ただアストンヴィラに移籍したムサ・ディアビーの後継として順調に成長をみせており、本人は「わからない」と移籍の可能性をはぐらかしたが、移籍成立はかなり疑問。おそらくアミリとフォス=メンサー以上の放出はないだろう。確かにスペインではレヴァークーゼンがバルサのウィンガー、アブデ・エザルズーリへの関心が報じられているが、これはあくまでテラ獲得を目指した際の保険でしかなかった模様。

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