2023/09/30

アロンソ監督、レアルの噂について言及。シックの復帰は「代表戦明けから」

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 火曜日にラジオ・マルカでは、すでにレアル・マドリードでは来夏まで契約を残すカルロ・アンチェロッティ監督の後任として、バイヤー・レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督に白羽の矢を立てたと報じ話題となった。そして金曜日に行われた会見にてアロンソ監督は、このことについての質問に問われるも、特に動揺することはなく「私は集中している。開幕ダッシュはうまくいっているし、全ての試合で集中して臨むこと。それは何より私が率先して行うべきことだ」とコメント。「まだ9月なんだよ。私にとって問題ではない」と言葉を続けており、ただ少なくとも公の場で話そうとはしなかったが、逆に2026年まで残すレヴァークーゼンとの契約の全うを宣言することもなかった。

 無理も無い。なにせあのレアル・マドリードなのだ。それでもこの世界に慣れた選手たちは「サッカーがどういうものかを知っているからね、これは何も今に始まったようなことでもないし、特にそんな話題なんて出てもいないよ」と指揮官。「チームは引き続き集中している」と強調し、「このチームには良いエネルギーがあり、高い目標に向かって戦っているところ。そこで集中力をもって取り組むことは重要なことであり、日々そのために我々は努力を続けなくてはならない、モチベーションを維持しなくてはならないものなのだ」と語っている。

レヴァークーゼン、フリンポンとも延長交渉中

 その一方でレヴァークーゼンは主力選手たちについては、順調に契約更新を続けているところであり、先日にはエドモンド・タプソバ、ピエロ・ヒンカピエ、フロリアン・ヴィルツやパトリック・シックらに続いて、エクセキエル・パラシオスとも更新。さらにジェレミー・フリンポンとも延長交渉が継続されており、ただ飛躍を遂げる攻撃的なサイドバックとしてはもしサラリー改善に伴う更新に応じるとしても、例外条項なしということはないだろう。それでもレヴァークーゼンにとっては来夏に移籍最終年度を迎えるプレッシャーからは解放されることにはなる。

シックの復帰は「順調にいけば、ヴォルフスブルク戦」

 それはほぼ1年間離脱が続く、パトリック・シックにも当てはまるものだろう。現在は「ほぼ全体のトレーニングセッションに参加できている」センターフォワードは、10月のチェコ代表参加を視野に入れていることを明かしつつ、そのまえのリーグ戦での復帰も口にしていたが、一方の指揮官は「日々様子をみないと。復帰は喜ばしいことだが、マインツ戦の出場はない。」と明言。代表戦直前のケルン戦も否定的で、「我々にはプランがあり、代表戦期間を利用して練習しないといけない。それで良い感覚で全力を出せるだろうし、痛みなく自信も回復できるはずだ」と説明した。「全て順調に行けば代表戦後のヴォルフスブルク戦にもチャンスがあるかもしれない。」

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