2023/03/11

ヘルタ、777パートナーズへ1億ユーロで株式売却

©︎picture alliance/dpa

 ヘルタ・ベルリンは既報通り「777パートナーズはテナー・ホールディングス社の子会社であるパイル・インヴェストメント社が保有していた、ヘルタBSC GmbH&Coの全株式(64.7%)を全て受け継ぐ」ことを土曜日に発表した。さらに増資についても合意済みであり、月曜午後2時に行われる会見にて明かされる予定。おそらくは今後2年間で総額1億ユーロを複数回に分けて受け取ることになるようだ。その代わりに777パートナーズ社は合計およそ75%の株式を手にすることになる。ちなみに来季に向けた最初の投資として両者は、3500万ユーロで合意済みとも報じられたが、キッカーが得た情報によればその金額よりも若干少ないものとなるようだ。

 ちなみにヘルタ・ベルリンでは昨シーズンの損失額として6400万ユーロを見込んでいるところであり、なかでも人件費については9770万ユーロにまで上昇。負債額は前年度末時点で9080万ユーロにまで膨れ上がっており、2022年12月末時点でのマイナス資本は1500万ユーロと発表されていた。そこで777パートナーズには主に自己資本の大幅な改善が期待されており、むしろヘルタとしては更なる選手補強というよりもむしろ人件費の削減のために高額な移籍金を手にするために奔走することだろう。とりわけドディ・ルケバキオはその対象となる見込みだ。

ヘルタ、フォワードの定位置争いが激化

 なお足の指の問題で1ヶ月以上負傷離脱していた、ウィルフリード・カンガが復帰。これによりオフェンスのオプションは1.FSVマインツ05戦に向けて更にますこととなった。前節のバイヤー・レヴァークーゼン戦ではフロリアン・ニーダーレヒナーとともに、ルケバキオが2トップを形成。それまでコンビを組んでいたイェシク・エンガンカムが筋肉系の負傷から回復直後だったためジョーカー起用となったのが主な理由であり、今回はおそらく先発候補の一角を担うことだろう。加えてステヴァン・ヨヴェティッチ、デリー・シェルハントらも出場機会を窺っているところだ。

ヘルタ、フォワードの定位置争いが激化

 一方のマインツのスウェンソン監督は、長期離脱中のヨナタン・ブルカルト以外はオプションとなる見通しだ。ホッフェンハイム戦で目眩をおこしたドミニク・コールは今週はフルメニューに参加。マーカス・イングヴァルトセンは風邪を患っていたが、カリム・オニシウォと共に木曜日の練習に参加した。「ただ数週間チーム練習に参加していなかったことを踏まえないといけないがね」と指揮官は慎重な姿勢を強調している。

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