2019/04/25

バイエルンのハメスとサンチェス、今夏に移籍の流れへ


 2017年夏にレアル・マドリードから2年間の期限付きで加入した、ハメス・ロドリゲス。その契約には4200万ユーロで完全移籍となる買い取りオプションも付随しており、その行方はこれまでにも長きに渡って注目され続けてきたテーマだ。先月にウリ・ヘーネス会長は「素晴らしい選手。ただ監督が何を望むのかが重要」と強調。そのコヴァチ監督はこの日ハットトリックを決めたハメスに喜びをみせ「とてもいいパフォーマンスだった」と評価を語った。
 今シーズンの前半戦では負傷などの影響もあり、思うように出場機会を得られていなかった同選手だが、しかしながら監督の意向を理解し臨んだ後半戦では明らかにパフォーマンスが向上。今年に入ってからは全てのリーグ戦で出場していたのだが、ただ先日のドルトムントとの頂上決戦では欠場、続くデュッセルドルフ戦や昨日のドイツ杯準決勝ブレーメン戦でも終盤の出場となっており、流れとしてはむしろ買い取りオプションの行使から遠ざかっているといえるだろう。
 またレナト・サンチェスについても、今夏にチームを去る可能性のある選手の1人だ。ユーロ2016の最優秀若手選手に選出され加入したポルトガル代表MFだったのだが、これまでスウォンジでのレンタル復帰後もなかなかブレイクには至らず、ここまでバイエルンでの公式戦49試合で1得点3アシスト。フル出場はわずか6試合にとどまっているところだ。
 そこで2021年まで契約を残す21才について、バイエルン首脳陣としては売却、再レンタル、もしくはもう一度チャンスを与えるといった全ての可能性について検討しているところであり、ただサンチェスに残された居場所を踏まえればむしろ、こちらも流れとしては移籍の方向にあるといえるだろう。
 

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