スカパー!
2021/09/20
左サイドで好調さを取り戻した、リロイ・サネ
週末に行われたVfLボーフム戦では直接フリーキックから得点を決めるなど、バイエルン・ミュンヘンの7−0での大勝劇に貢献したリロイ・サネ。ユリアン・ナーゲルスマン監督はこの数週間のうちにみせている、ドイツ代表FWの上昇傾向が「非常に良い判断」による結果とみている。
いかにサッカーでは一気に物事が変化していくか、サネはそれをまさに身を以って体験していることだろう。8月22日に行われたケルン戦では交代時にブーイングを浴びた同選手。だが今回の試合では献身的なプレーをみせるボーフムを相手に、なかなか序盤ではチャンスを作れなかったものの、そのサネの先制ゴールがきっかけとなり大勝劇へ。62分に交代するまで、オフェンス面の多くの場面で絡む姿を見せつけていた。
「自分がどういうことができるのか、それは自分でわかっているし、これまで自分自身で歯がゆく感じていたものだった」と語ったサネは、「時間が必要だと思っていた」とも強調しつつ、それと同時に、ケルン戦でのブーイングは「もちろん、2度と経験したくはないものではある」ともコメント。好調の理由の1つとしては、3試合で2得点をあげた今夏のW杯予選に挙げられるように、左サイドでプレーできていることにあるとみている。
「ナーゲルスマン監督が、フリック代表監督といろいろ話をしたことを知っているよ」そう語った、この日も左サイドに配置され、スピードと気迫溢れるパフォーマンスで観客を沸かせたウィンガーに対し、ナーゲルスマン監督も「非常に良い成長をみせているね。非常に精力的だった」とコメント。その精力的なプレーなど、困難な時期にあってもサネ自身が「下した決断が良いものだった」と、改めてその姿勢に目を細めた。