2022/01/18
レヴァンドフスキ「もっと年を重ねても最高のプレーをみせていける」
昨晩に行われたザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズにて、FIFA年間最優秀選手賞を2年連続受賞した、ロベルト・レヴァンドフスキ。この2年間でほぼ全てといっていいほどのタイトルを手にしてきた同選手からはこの日、その表情から笑顔が消えることはほぼ見られなかった。クラブ公式TVにてインタビューに答えた同選手は、「僕が受賞できたことはひとえにチームのおかげであり、同僚やコーチ達に感謝しなくてはいけない」とコメント。「彼らも喜んでくれているだろう」と言葉を続けた。
週末のケルン戦にてハットトリックを達成したポーランド代表主将は、これでブンデス通算得点数300の大台をクリアするなど、引き続き順調なシーズンを過ごしているところではあるのだが、それでも「この2年目の受賞は、シーズン全体を見通した時に、決して簡単なものではなかった」と振り返る。昨年4月にレヴァンドフスキは、右膝の靱帯を損傷したことにより、チャンピオンズリーグ8強パリSG戦を含む、数週間を欠場。「あの時はチームを助けられなかった。とても辛かったね」と、レヴァンドフスキ。
最終的に前回王者として臨んだ昨季のチャンピオンズリーグは、その準々決勝で姿を消すことになるのだが、「ピッチに戻ったら、また自分のパフォーマンスを発揮して、チームの助けとなり、得点を決めて勝利していかなくてはならないと思っていた」と強調。その結果、昨シーズンのブンデスリーガにおいて29試合という出場試合数ながら、半世紀守られてきたゲルト・ミュラー氏によるシーズン最多得点記録、40をさらに上回る41得点を記録している。「自分がこれまでやってきたことを誇りに思える。常にベストを尽くしていきたいんだ」
そう語ったレヴァンドフスキにとって、もしも2023年までとなっている契約の延長さえ結ぶことができれば、ミュラー氏がもつもう1つの偉大な記録、ブンデス通算得点数365得点の更新も見えてくることだろう。「以前にも増して調子の良さを感じる」と語った33歳のストライカーは、「34歳、35歳、さらにそれ以上になったとしても、最高のプレーをみせていけるということなのだと思う。この1年を通じて取り組んできたことが実を結んでおり、これからも引き続きどんどん良くなっていければと思うよ」と意気込みをみせた。