2022/7/08

バイエルン:デ・リフト獲得を目指す背景と展望


 昨シーズンのバイエルン・ミュンヘンではとりわけ、ウィングとセンターバックにおける不足部分が目についたが、この夏にはリヴァプールFCからサディオ・マネを獲得。さらにこれにもう一人のビッグネーム、マタイス・デ・リフトが続くことになるかもしれない。
 22歳のオランダ代表はユベントスとの契約を2024年まで残してはいるものの、すでにバイエルンへの移籍を希望しているといわれ、その獲得金額としてはバイエルンのクラブ史上最高額に匹敵する8000万ユーロが取り沙汰されている。ただチェルシーもまた関心を示しており、彼らにとってこの金額を用意することはバイエルンよりもハードルは低いことだろう。
 ただしデ・リフト本人はバイエルン入りを希望しているところであり、これから恐らくはタフな、長い交渉が待っているはずだ。バイエルン関係者は獲得へ前向きにみており、特に昨夏に失ったダヴィド・アラバの穴埋め役としてまさに求めているタイプの選手の1人。高いコミュニケーション能力をもったオーガナイザーであり、深い位置から試合をくみてられるクオリティをも魅力だ。まさにディフェンスの司令塔。
 確かにベンジャマン・パヴァールもこの役割を狙っていることを自ら宣言してはいる。だが先日にオリヴァー・カーン代表は「基本的にうちのセンターバックがもつクオリティには非常に満足しているよ。ただリーダーシップや檄を飛ばす、存在感のような部分に関しては伸び代は感じる」との見方を示していた。
 そのため白羽の矢が立ったのがデ・リフトということになるが、逆に獲得に成功した場合にはパヴァールが移籍することを想像できるであろうということも理解できる。欧州のトップクラブで守備のリーダーとなりたいというその目標は、そうなれば他クラブで追求しなくてはならないはずだからだ。
 ただバイエルン首脳陣はSBとCBの両方でプレーできるパヴァールがもつその柔軟性について評価、このまま留めておきたいとも考えている。デ・リフト加入となればその起用法はより如実になることだろうが、果たしてパヴァールがこの状況をどのように受け止めるのだろうか。
 

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