2022/08/09

ブンデス開幕戦の大勝劇で見えた、バイエルンの伸びしろ

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 昨季ブンデス21アシストを記録したトーマス・ミュラーは、今季開幕戦アイントラハト・フランクフルト戦でも同様の活躍を披露。バイエルン・ミュンヘンによる6得点の大勝劇の中で、ミュラーは3アシストをマークしてみせたのだ。だが前半23分に見せた追加点の好機に、ニャブリからのクロスはバーが叩く決定機を逸することは余り見られない姿であり、試合後Sat1とのインタビューで同選手は、「ニャブリのパスは少しショートで、コスティッチの介入を許すことになった」と説明。「その後の跳ね返りを頭で入れられればよかったんだけど」と言葉をつづけつつ、「それ以外はこの前半はいいものだったさ」と付け加えた。

キミヒ「無失点ではなかった」

 特にこの日はレヴァンドフスキ移籍後の新攻撃陣によって、見るものを大いに楽しませるパフォーマンスを発揮しており、ナーゲルスマン監督は「素晴らしいエネルギー」と称賛。「前半」で3つポストに阻まれながらも5−0とリードするなど、「傑出したもので見ていて気持ちよかった」と回顧。「後半はギアが落ちたが、ただそれもクレバーだったといえるかもしれないさ」と言葉をつづけている。一方でキミヒは6−1という結果にも、DAZNとのインタビューで「批判点の1つは当然ゼロで終えられなかったこと」と指摘。「攻撃はよかったし加点の好機もあったのはよかった。フランクフルトはコスティッチやクナウフなどから常にスペースが生まれることはわかっていたし、いい戦いができたとは思う。守備面でのいくつかいい場面もみられたんだけど、でも前の4人にはワクワクさせられたね」と語った。

トップメラーコーチに駆け寄った理由

 ただこの試合の口火を切ったのは自身による直接フリーキックである。その後にトップメラーコーチとのハイタッチに行った理由について同選手は、「今週に彼から、トラップが少し高い位置に立っているから、そこでトライしてみるようにという指示を受けていてね、それならやってみようという感じだったんだよ」とのこと。ナーゲルスマン監督も試合朝のビデオ会議での「説明は大変に貴重だった」とトップメラー、そしてタパロヴィッチGKコーチらの仕事ぶり、さらには「インサイドに抜群に蹴り込んだ」キミヒについても絶賛した。実際にCKから2点目を決めたパヴァールもまた、トップメラーコーチの下に駆けていく姿が見受けられている。

マティス・テルのデビュー戦

 またこの試合では今夏加入の若手FWマティス・テルがバイエルンデビュー、26分間の出場では12度のコンタクト、わずか1度の対人戦での敗戦、11本中9本のパス成功という結果を残した。5−0という非常にリラックスした中で投入され、シュート本数はゼロ、比較的地味な印象だが実は、17歳と100日というのはバイエルン史上2番目の若さのブンデスデビューだ。「傑出した才能」「ボールを愛するドリブラー」と指揮官が評するテル、そしてこの日にMVPの活躍をみせたジャマル・ムシアラ、そして今夏加入のライアン・グラフェンベルフと、才能あふれるティーンエイジャーたちをこれから飛躍へと導き、主力選手へと成長させていく事もまたナーゲルスマン監督に課せられた重要な使命だ。

新戦力5人が出場

 ちなみに今夏加入の5人の新戦力のうち、先発出場したのはベテランFWサディオ・マネただ1人。そして先日のDFBスーパーカップに続いて得点をマークしており、上々の滑り出しをみせているところ。前述の2人の10代、そしてマタイス・デ・リフトとノゼア・マズラウィについては今は途中からの出場であり、デ・リフトについては体調面での遅れの取り戻しと、ウパメカノが昨季より調子を上げているため焦らせる必要はない。マズラウィも最近2試合ともに好調なパヴァールが、同様で右SBで控えており、グラフェンベルフも2年目で調子の上がったマルセル・サビッツァが、キミヒとのダブルボランチの相方を務めているところ。テルと共にグラフェンベルフも才能と情熱は持ち合わせているが、まだ成熟度という点ではこれからの選手だ。

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