2022/08/15

クロップ監督「バイエルンのカリスマ性を過小評価すべきではない」

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 リヴァプールFCからサディオ・マネがバイエルン・ミュンヘンへと移籍したことは、この夏は幾度となく見出しを飾るほどの大きなインパクトを与えるものとなった。だがそれほどの移籍劇にも関わらず、決してマネとリヴァプールとの間では、不和など不穏な空気は一切漂うことなく、ユルゲン・クロップ監督いわくこれほど模範的な去り方はない。

 「サディオの物語は、特別なものだよ」と、リヴァプールの指揮官はキッカーとのインタビューの中でコメント。マネは早い段階から「移籍への希望」を伝えており、「6年間在籍してきた選手なのだ。それは至って普通のことだといえるよ」と言葉を続けている。確かに「マネの残留を強く願っていた」としても・・・。

 「彼は新しいことをしたかった。この世界は自由であり、時間を守る形でちゃんと意思決定をするのであれば、それで良いんだ。そして興味をもつ者がいて、そこで適正な価格が支払われるのであれば、それで取引成立だよ。いつだってそうあって欲しい。もしそうならば、それは”クール”という言葉で表現できるさ」

 その一方でこの夏のバイエルンでは、マネのみならずマタイス・デ・リフト、ライアン・グラフェンベルフといった名のある選手たちを立て続けに獲得しているが、このことについてクロップ監督は決して驚くことはなく「バイエルンのカリスマ性を過小評価するような過ちはいけないよ。ミュンヘンにいけばリーグ優勝の確率は比較的高い、例えばユベントスよりもね。だからアヤックスからバイエルンへの移籍は正しい、そして大きなステップなんだ」と説明。

 さらにミュンヘンという街は、「美しい」ところであり、そして「ドイツ、バイエルン・ミュンヘンは、安心感を与えてくれる」ところでもあると強調。「決してそれは全てのリーグにおいて当然のことではないのだ。バイエルンというワールドクラスのクラブは、磐石の状態を保ち続けており、それこそ世界で最も成功したクラブとなった由縁なのだよ」と言葉を続けている。

選手の過密日程に苦言

 クロップ監督は月曜発売のキッカーとのインタビューの中で、改めて現在の選手たちがおかれれている過密日程の環境に苦言を呈した。「このビジネスにはあまりに利害関係者が多すぎるのだよ。たとえばイングランドならプレミアリーグ、フットボールリーグ、FA。ドイツならブンデスリーガとDFB。国際的にはFIFAと各大陸のサッカー協会」と指摘し、「その誰もが選手のことを考えていない」とコメント。「新しい大会のことばかり考案しているんだ」と言葉を続けた。

 「いまやワールドカップも拡大され、ユーロも拡大される。もはやこれは狂気の沙汰だよ。あらゆるスポーツ競技において共通していえることだが、パフォーマンスを発揮するための前提になるのが、トレーニングを重ねていくことになるんだ。だがずっと試合をしているからその時間がなくなってしまう。選手たちに十分な休息も与えられない状況なんだ。これはどこかのタイミングで変えていかなくてはならないものだよ。最高の選手がピッチにてこそ本当に素晴らしいものが出来上がる。だが3日毎に試合をする必要はない。科学が発展しても神から授かったこの体ではもたないからだ。だから行き着く先は1つしかないのだよ」

リヴァプール、19歳エリオットとの契約を延長

 その一方でリヴァプールFCは、ハーヴィー・エリオットとの契約を、前倒しで延長することを11日に発表した。クラブ側によればその契約期間は「長期」とだけ明かされているが、これまでプレミア11試合に出場(リヴァプールで9試合、フラムで2試合)してきた19歳は、英国メディアによれば2027年までの契約を締結。今シーズンは更なる飛躍が期待されているところ。

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